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チラシの裏 2枚目

35ロックマンゼロ2 後半:2007/09/23(日) 17:19:13
「ああ…私、どんどん愚かな女になっていく…
 あなたと戦うことしか考えられなくなっていく…」
「よーゼローーー!久しぶりだなーーーー!
 早く戦おうぜー!今すぐやろー!すぐやろー!」
「そうだ…それでいい。お前と戦っているときだけ
 俺は何もかも忘れることができるんだ…」

残された四天王はゼロに病み付きの戦闘狂だらけだった。
エルピスの行方を追いながら、彼らはまたしてもゼロの前に立ちはだかる。
そしてエルピスはとうとう、ベビーエルフ達に導かれ
ダークエルフの封印を解いてしまう。
「おっと、勘違いしないでくれよー?ゼロくーん
これは世界のため…シエルさんのためなんだ!」
だがまだ不完全であり、二つある封印のうちの一つだという。

そしてゼロはレジスタンスベースへ戻ると
突如としてオペレーターが慌て始めた。
「! 通信割り込みます!これは…エルピス指揮官です!」

「やあーーー!ゼロくーーーーん
 とーーーうとう私を止められなかったようだねーーーー」
妙に伸びた口調。エルピスは狂い始めていた。
場所はネオアルカディアの奥地。
力を得た彼はとうとうネオアルカディアの封印を解こうとし始めたのだ。

現れたエックスは、多少の時間稼ぎをしているが、
ダークエルフの封印が解かれるのも時間の問題だと告げた。
ゼロはシエルにネオアルカディアへの転送を頼むが、
どうやらネオアルカディアの入り口部分にしか転送できないらしい。
それでももう急ぐしかない彼は、多くの敵が待つネオアルカディアへと乗り込んだ。

最深部へとたどり着くための三つの防御壁。
それは四天王の3人の居城である火、水、風の神殿だった。
現れ、エックスのように更なる姿へとパワーアップを遂げた
ファーブニルとレヴィアタンを撃破し、
ゼロは風の神殿にてとうとうエルピスへ追いつく。
その前には力なく膝をつくハルピュイアの姿。
ベビーエルフによって動きを封じられているようだ。
「お前はこいつとでも遊んでおれ。
 それじゃあごきげんよう、ゼーーーローーーーー!」
消えたエルピス。
残されたハルピュイアはベビーエルフに体をのっとられ、
彼もまた変身をし戦うこととなる。

戦う力を失い、ベビーエルフの洗脳の解けたハルピュイアは
エルピスを倒すようゼロに告げた。

そしてたどり着いた最深部、ユグドラシル。
根の部分から始まるその場所の最上部、木の幹。
ゼロはダークエルフに取り付かれたエルピスを止めようと近づくが、
ハルピュイアにしたのと同じ方法で動きを止められる。
「お前はおとなしく指をくわえて見ていろゼーーーローーー!
 お前の親友とやらが破壊される所をなーーーーーーーーーーー!
 死ーーーーーーねーーーーーー、エックスーーーー!
 ダークエルフを解放しろーーーーー!」
なす術がないゼロ。エックスのボディに剣を突き刺すエルピス。
ダークエルフの力であっけなくそれは破壊され、
とうとうダークエルフは完全なる復活を遂げてしまう。
「ふっふ…ふっふっふっふ!
 やった!とうとうやったぞーーーーーーーー!
 これで私は究極の力を手に入れたのだーーーーーー!」
すぐさまダークエルフとベビーエルフを体に取り込んだエルピス。
途端に彼は苦しみだし、雄たけびをあげる。

侵食されていく体。
いや、それは体の回りに何かが生成されていく様子だった。
鎧のようなものに身を包んだエルピスは力を手にし、
ゼロに語りかける。
「………
 待たせたな、ゼロ…
 まずはここでお前を血祭りに上げ、
 それからネオアルカディアを…人間どもを皆殺しにしてやろう。
 どうだゼロ…人間の居ない世界…レプリロイドだけの世界はさぞかし…
 平和になると思わないか」

だがダークエルフの力をもってしてもゼロには遠く及ばず。
エルピスはがっくりと膝をつき、もっと力をよこせと叫び始める。
そしてダークエルフは願いを叶え、
エルピスの体は真っ黒い何かに覆われていく。
「ヒャアーーーーーーーーーハッハッハーーーーーアアアア!
 モットチカラヲーーーーー!」
彼は花のような形をした怪物となっていた。




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