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チラシの裏 2枚目
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ボロ切れを身にまとい、砂嵐の吹きすさぶ荒野を歩く
一人のレプリロイドの姿。
彼は、彼を追う大量のレプリロイドの影を認識し
布切れを放り捨て、振り返り彼らを睨んだ。
あれから半年。
シエル達レジスタンスと連絡がつかぬまま、
最強のレプリロイド・ゼロは、エックス亡きネオアルカディアと
昼となく夜となく戦い続けていた。
無限に押し寄せる敵の波。
ゼロ追跡軍の切り札メカニロイドを倒すと、
彼はとうとう力尽き、倒れて込んでしまった。
「見つけたぞ。ゼロ…
果たしてここで殺すべきか…それとも…」
半年前にゼロが殺したミュートスレプリロイド、
アステファルコンにまたがり現れたのは、
四天王のリーダーにして、エックス亡きネオアルカディアをまとめている者
…ハルピュイアだった。
一方レジスタンスベース。
とはいっても、半年前の戦いで襲撃を受けて移動した先、
最新の各種設備の整った、新ベースである。
「エックス亡き今がチャンス!
ネオアルカディアの息の根を今度こそ止めてやるのです!」
司令室の中心に、一人の長身のレプリロイドの姿があった。
エルピス。半年前の戦いの際は任務で遠く離れた地へ赴いていた、
レジスタンスの指揮官である。
レジスタンスのリーダーであるシエルは彼らと、彼のやり方を心配していた。
「武力を使うのは解っているけれど…それはあくまで
自分たちの身を守るための行為だっていうこと、忘れないで」
レジスタンスはシエル以外の全メンバーが
以前ネオアルカディアに居たレプリロイドで、ネオアルカディアを恨む者も多い。
エルピスもその一人。故に、彼の強引なやり方で
レジスタンス、ネオアルカディア双方に悲劇を招くことがないか危惧していた。
「解っていますよシエルさーん!
あくまでシエルさんの研究が完成するまでの時間稼ぎ!ですよね?」
話していると、レジスタンスのメンバーの一人が大声をあげて
司令室に入り込んできた。
「ゼロさんが!ゼロさんが表に倒れているぞーーーー!」
半年間消息がつかめなかった彼の姿。
レジスタンスのメンバーは一目散に彼の呼ぶ方向へ走り出した。
それはシエルもだった。
「ゼロさん…か」
一人残されたエルピスはぽつんと呟いた。
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