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チラシの裏 2枚目

29ロックマン・ゼロ 後半:2007/09/23(日) 05:02:48
ネオアルカディアの軍勢は強力な者ばかり。
時間をかけ戦いの感覚を呼び覚ましているゼロには
強敵だった。

意志を持たない、巨体のメカニロイド達。
動物の形をした強敵、ミュートスレプリロイド。
エックスを守る四人の人間型レプリロイド「四天王」。
だがそれらを軽々と倒せるほど、ゼロは感覚を呼び覚ましていた。

そしてたどり着いたネオアルカディア本部。
またも立ちはだかる四天王をなぎ倒し、
彼はとうとうエックスを相手に戦うことになり、
そのエックスにも圧倒的優勢で勝利を収めたのである。

「弱いな」
ゼロはエックスに言う。
「オリジナルのエックスもこんなに弱かったのか?
 …記憶は覚えていなくとも、心はかつての友を覚えているようだ…
 『エックスはもっと強かった』」
そう、目の前にいる独裁者はゼロの知るエックスではなかった。
エックスを元にして作られた、シエルが作り出したコピー。
オリジナルと比べられることはプライドが許さないコピー・エックスは
その言葉で怒りが頂点に達し、真の姿、真の姿へと変貌する。

6枚の翼を持つ大天使の姿になったコピーエックス。
その姿になってもなお、ゼロの余裕は揺るぐことは無く、
とうとうエックスは地面に墜落する。
体と分離され自由に動き回っていた腕は力を失い地面に落下、
翼は焼け焦げ、片方は骨組みのみ、もう片方は地面との衝突で骨組みも破損、
頭部はヒビ割れ、左半分は破損、眼球が露出していた。
英雄の自分が何故こんな目に…。コピーエックスはつぶやく。
「…今思い出した。アイツはお前のように単純な奴じゃない。
 悩んでばかりのいくじなしだったさ。
 …だが、そんな奴だからこそ、英雄になれたんだ」
お前は英雄とは違う。そう言われ悔しさを露にするコピーエックス。
それと同時にけたたましい警報音が鳴り響き、
ゼロを排除すべく、コピーエックスを巻き込みネオアルカディアの中枢は爆発した。
コピーエックスも所詮は人間世界ネオアルカディアの道具に過ぎなかったのだ。
ゼロは爆発から逃れようと全速力で走り、地上へと急いだ。


何も見えない、聞こえる音も砂嵐の音だけ。
ゼロはいつしか意識を失っていた。
そんなゼロに、懐かしい声が響く。
「君が僕を残し、この地上を去ってから…
 僕はたった一人、途方もない数のイレギュラーと戦ってきたんだよ…。
 それは辛く悲しい、戦いの日々だった。
 でも何より辛かったのは…段々何も感じなくなっていく
 自分の心だったんだ…」
砂漠の真ん中で倒れるゼロに語りかけているのは
彼にゼットセイバーを渡した光。
そして、それは彼の友だった。
「ゼロ。しばらくの間、君にこの世界を任せたい。
 もう少しの間、僕を眠らせてくれ…
 ごめんね…」
そう残してエックスは光の柱になり消えていった。
少し時を遅くして起き上がるゼロ。
「全く、我侭な奴だ…
 だが、そんな奴だからこそ共に戦うことができたんだったな」

…ふと、誰かの気配を感じゼロは振り返る。
そこにいたのは、彼を出迎えるレジスタンスの仲間たち…
ではなかった。
彼を殺そうと群がる、おびただしい数のネオアルカディアの軍勢。
そう、頂点に立つ、一番強いコピーエックス一人を倒したところで
彼の前に立ちはだかるコピーエックスはまだこんなにも沢山いたのである。
戦いはまだ何も終わっていない。
「…我侭は聞いてやろう。
 しばらくは俺に任せてゆっくり休め。
 俺は悩まない。
 目の前に敵が現れたならば…
 叩き斬る…までだ!」
そして彼は戦い続ける。




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