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チラシの裏 2枚目

25ロックマン・ゼロ:2007/09/20(木) 03:19:40
22XX年。
シグマウイルスを発端とする、レプリロイド同士の戦争
「イレギュラー戦争」 それから100年が経過した世界。

密林の中を巨大な戦闘兵器が駆け抜け、追われる者達が
次々に焼き払われていく。
その先頭を走る少女と、何人かの男、そして光に包まれた妖精。

シエルと名乗る彼女とその仲間達は今、
大勢の軍に追われながら今、
封印された遺跡の中へ踏み込もうとしていた。
100年前の研究施設。
その中に施された封印を解きに彼女達はやってきた。

遺跡の最深部の装置に繋がれていたのは一体のレプリロイド。
手足は朽ち果て、ボロボロの状態だった。
そしてレプリロイドには厳重なプロテクトが施され、
近づくことさえできなかった。
迫り来る敵。命を落とし続ける敵。
彼女と一緒についてきた仲間の一人もまた、敵の銃弾の前に倒れた。

そして彼女の傍らにいる妖精が最後の賭けを提案する。
自分が命を犠牲にし、レプリロイドの封印を解くと。
長い間一緒に暮らした友達を失いたくないとシエルは拒むが、
パッシィと呼ばれた妖精は、もう一人でも生き残る術は
これしか残されていないとして、シエルを説得する。
そして彼女はパッシィの命を使い、
今ここに伝説のレプリロイドが復活した。

眩い光の柱の中から現れた究極のレプリロイド・ゼロ。
朽ち果てたと思われた手足も嘘のように回復していた。

シエルは彼に自分を助けるように言うと、
彼は足元に落ちていたシエルの仲間の愛銃を手に取り、
たった一人で敵の山に立ち向かった。

そして一気に形勢が逆転した。
目覚めたばかりのゼロは軽々と追っ手の
レプリロイドの兵士やメカニロイドを、
シエルが仲間達に与えた支給品一つで一掃していった。
恐るべき実力。

だがしかしそんな彼でもやはり銃では倒せない敵が現れた。
ゴーレム。
彼らを追う組織の強力な兵器メカニロイドである彼は
突然腕を伸ばし、シエルを捕まえてしまった。

銃では頭を狙えばダメージを与えることはできるが
流石に彼でも戦いは長引いた。
ゼロが舌打ちしていると研究所のモニターから謎の声が。
「ゼロ…コレを…使って…」
よく解らないまま、その場に転がってきた
光線剣を取る。名前はゼットセイバーというらしい。
それを手に取り、ゼロはゴーレムを頭から斬る。
一刀両断。一撃の下に強力兵器ゴーレムは崩れていったのである。

そして辺りが落ち着いた所で、シエルはゼロに事の次第を話そうとし始める。
だが、なんとゼロは戦いの感覚も不完全であるばかりでなく、
名前も忘れてしまうほどに記憶を失っていたのだ。
少しづつ説明をしながら、シエルは彼に話し始めた。

ゼロはかつてイレギュラー戦争で戦った二人の英雄の一人であったこと。
そして彼女を追っていた組織のこと。
その名は「ネオ・アルカディア」。
その実態は、他ならぬ人間社会そのものであった。
100年前の戦争で荒廃した世界が立ち直ったのはその組織の功績に他ならない。
だが今、ネオアルカディアはレプリロイドの弾圧を行っているらしい。
その頂点に君臨する存在の決定によって。
レプリロイドに不当な罪を着せ断罪する独裁者。
その名は「エックス」。もう一人の、100年前の英雄だった。




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