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持ち帰ったキャラで雑談 その二
23
:
対峙編 6/7
:2007/05/22(火) 22:08:41
「――天高満つるところ我は在り」
好き、という言葉で表現するのは陳腐だとアーチェは思っていた。
男女の感情を介することは彼が認めていない。
故に彼を恋愛対象として見ることは、決してない。
「――黄泉の門開くところ汝在り」
ただ、そこにいるのが当然だった。
傍に居ても不快ではなく。さりとて心地よいというほどのものでもなく。
隣に在っても特に何も思わない。そういう存在。
彼はそんな『自然』を何より尊んでいたんだと、アーチェは思う。
――なんと虚しいことか。
彼とアーチェ達の関係上、それは決して叶うことのない幻想に過ぎないのに。
けど。
それでも。
アーチェはそれを、悪くないと思う。
「――出でよ、神の雷《いかずち》」
そして――
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