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持ち帰ったキャラで雑談 その二
201
:
生きる術 その一、兎の捌き方1
:2007/10/22(月) 23:12:14
「さーなえちゃ…あれ?」
妙に暗い顔で縁側に腰掛ける青巫子にフヨウは首を傾げた。
具合が悪いのか、顔は頬が痩け、目はどこか虚ろだった。
「あー…えーっと、大丈夫?」
「………たい」
「えっ?」
ぼそりと呟かれたその言葉を聞くべく、近くにより―
「…お肉が食べたい」
ただその発言に目を丸くするばかりであった。
「じゃあここ最近魚と野菜だけなんだ」
力なく頷く早苗にフヨウはいかにもわからないと言わんばかりに首を傾げた。
「捕ればいいんじゃない?」
しごく簡単なフヨウの答えに早苗は溜め息を漏らした。
つい最近まで外に居た彼女には鳥はおろか、小動物の捌き方や罠の作り方を知らない。
故に今日まで魚と野菜でしのぐ羽目になったのだ。
「なら今日は僕が何か捕ってこようか?」
そんな彼女とは裏腹にフヨウがまるで何か買いに行く様な感覚でそう尋ねた。
え、と声を漏らせば、相手はにかっと笑った。
「大丈夫、蛙じゃないからさ。蛙も美味しいとは思うけどケロちゃんが共食いになっちゃうし」
言っている意味が分からない早苗を取り残し、話はどんどん進み、
ようやくその意味が分かったのは、フヨウが彼女の母と兎をぶら下げて帰って来た時の事だった。
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