レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
乳魔ファンスレッド4
-
乳魔好きの乳魔好きによる乳魔好きのためのスレ
乳魔に関する萌えエロ談義etc何でもどうぞ
合言葉は
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
-
>>123
ありがとうございます。
かわちのバグ報告です。
じやんけんの一回目手に関わらず攻撃できるみたいです。
-
奴隷END…余裕があれば…追々…
バグ報告ありがとうございます!修正しました
-
www1.axfc.net/u/3685370
今月が終わりそうなので出来たところまで…
-
バグ報告?です
越後で戦闘せず終了し、移動できません
-
うぽつです。
しなのといいみかわといい、戦闘中にエロい選択肢出されると勝ち目がない(本望)
あと、やましろ(よりとも)の攻撃に耐え切った時の演出で、主人公の名前を変更していても「かげきよ」と表示されるところがありました。
-
斧がしんだおのれ…
-
魅了になる確率高すぎない?
HP満タンから何もできずに死んでばかり
魅了になる→治る→同じターンで魅了になる→治る→同じターンで魅了になる→死ぬ
さらには魅了中にも魅了になって全然回復しなかったり・・・確率下げるか魅了にならない装備欲しい
-
>>129
越後はまだ作ってないので山城に戻るようにしたのですがいけちゃいましたか?
もしかしたら鳥居でいけちゃうかも…すいません
>>130
誤字報告ありがとうございます!選択肢は…頑張ってくださいw
>>132
キャラによって魅了確率異なりますがしなのでしょうか?
やりすぎましたすいません確率見直します
-
>>133
戦闘せずに終了でそといけました。
-
しなのは連続攻撃率も異常に高いから鬼畜すぎる
魅了回復に2ターンかかるのに2ターン毎に魅了確定?の攻撃が来てハメられる
魅了が来なくてもHPの半分以上を高確率で持っていく連続攻撃が来るから回復しかできない
結果、回復すらできず魅了でハメ殺されるか回復しかできずハメ殺されるかの二択
-
個人的にはツクールの仕様なのか確立の偏りがあるみたいで、食らうときは連続で魅了されて、魅了こないときはぜんぜんこないときもあるように思えます。
しなのもなんとか勝てましたが、魅了重ね系は祈りゲーになる感ありますね。
魅了発動率下げるよりも、治ったターンまで重ねがけされないようになるとゲーム的にはありがたいけど、
魅了重ねられてしまうのはシチュ的には嬉しいのがなんとも。
作者さんは大変でしょうけれど、装備で被魅了率か効果ターンを調整できると良いのかなと思います。
あとOPT発動中は被ダメージしかでなくて、こちらが攻撃してる感あまりないのですが実は罠スキルなのでしょうか…?
-
更新お疲れ様です!
みかわ屋さんの授乳手コキ最高でした・・・
腰振った時に選択肢出るけどパイズリされるには何かフラグが必要なんだろうか
-
足しげく通う頃には皮も伸び切ってんじゃねーかな
-
作者さんお疲れ様です。楽しみにしてました。
越前に入ろうとすると、山城に飛ばされるようです。
-
すいません、リードミー読み忘れてました。
未実装の国なんですね。失礼しました。
-
今更なんですがおきの金蹴りって条件何ですか?所持金減らさなくちゃいけない感じですかね?
-
自己解決しました
すいません
-
>>134
ありがとうございます 次は越後まで実装できるようがんばります!
>>135
初ピンクマップということで強くしすぎてしまいました申し訳ない 全体的に調整します
>>136
単純な確率は様子見が一番多いんですが、数ターン拘束されるのを考えるとやはり強すぎでした
エロさ的にどうバランスをとるかはいろいろやってみたいとおもいます
OPTはほぼ自滅技ですがごくまれに一撃で倒してくれます
>>137
ありがとうございます パイズリについては138さんのがヒントになってます
ちょっとみかわにエロリソースを割きすぎて他がおろそかに…
>>139
ありがとうございます マップだけ最初に全部作っちゃったのでわかりづらくてすいません
>>141
あっ、そこの成仏プレイも作りかけだったんだっけ… ぐああっ
-
ちょっとよりともみかわ戦もしんどい気が…エロくて良いんだけど通常みかわ見れないジレンマ。
時折起きる母乳ラッシュはどうにか出来ないものか
-
評判のいいみかわに行きたいが道中の敵が強くてまったく進めん
よりともに支配されると必要レベル跳ね上がるし
みんなどうやってレベリングしてるんだ?
-
>145
序盤でしばらく往復してしっかりレベリングしました
あとは運よく神器を持っているところが序盤にあればラッキーぐらい
まあコツコツやるしかない…
それはともかくしなのも良い…やはり主観視点顔騎はエロいですな
-
正直今はバトルきついけど、完成して神器揃ってレベルも上がれば
楽になるのかなと思ってる。神器、未実装の国に2個いっちゃったけど。
回想部屋があるって話すキャラいたけど、まだ未実装でいいんだよね?
-
今更新に気付いてやってみたけどいやーエロいのう
睡眠時間削っちゃうわ
-
とはいえ現状だと神器は僅かに攻撃力上がるだけで誤差程度だし
一回の戦闘に手間かかるうえ必要経験値多くてレベルアップも異様に時間かかるしなぁ
難度の原因は被ダメの高さや状態異常なのにそっちに役立たないから神器(笑)状態
-
高速化実装してくれたから一回の戦闘すぐ終わらない?
かなり快適になって嬉しいわ
-
状態異常が厳しいとはいっても数回やれば勝てる程度だし、高速化のお陰でやり直しも更に楽になった
神器は各地を回ってりゃその内揃うから、唯一気になると言えばレベルの上がり難さぐらいかね
まあ更新された順に倒して行けば近畿や中部に入ってもそこまで問題無く戦えるけど
-
>151
よりともみかわに20回ぐらい負けました…(小声)
上の人もいってるけど乱数が偏っているのか突然母乳ラッシュが来るとどうしようもないよね
-
レベル7くらいあるとみかわは火力で押しきれるし(たまに負けるけど)、適正レベルでないせいもあるかも?
あとは魅了くらっても耐えれるように回復こまめにするくらいかなぁ
みかわは個人的にはちょうどよい強さでえろかった
しなのはむりだった…(幸運にもクリティカル出て勝った)
-
みなさんご意見ご感想ありがとうございます励みになります
正直言って戦闘バランスはあまり調節してないので変に強いところがあるかと思います
というのも負けても運次第で先に進めるからセーブしておけばよくない?という楽観的思考で作ってまして、
通常プレイが見れない、レベルが上がらないという弊害が発生している次第ですすいません
バランスはとりあえず一通り作ってから調整する方向にしたいと思っているので
こいつ強い、弱すぎ、エロくないなどお好きなように書き嬲って頂ければ喜びます
ひとまず経験値はもう少しもらえるようにします
回想はまだないです紛らわしくてすいません
あと神器というかチン器の攻撃力は少し上げましょうか・・・
-
>>154
チート武器用意するのどうでしょう?
戦闘バランス崩壊するような武器用意するのはどうでしょう?
使いたい火とだけ使ってくださいというスタンスで
-
高速スキップしてるとエラー落ちするのはVXの仕様でしたっけ?
-
屑運だけをイカせるみかわとやましろの2トップ。
これぞBFって感じで好きですよ。
-
難度の差が極端だと思うな
大体の敵は普通にやってるレベルでイージーかノーマルだけど極一部だけベリーハードの2つ上くらい
そいつら対策が今の段階だとレベル上げしかないけどレベルアップが遠すぎる
-
おちんぽ牧場エンド……楽しみにしています
-
正直わかさがわけわからんちん
-
>>155
どうですかねー 仕様上大ダメージを与えると誤作動する敵もいるので
武器を追加するよりも一発で回想モード飛んじゃってもいい気もしますが
まあとりあえず完成してからの話になりますけどね
>>156
自分の環境ではエラー落ちしたことはないですね
特定の場所で出るのであれば何かまずい処理をしてるかもしれないので教えてください
>>157
くじ運?
>>158
やはり拘束・魅了タイプのさじ加減でしょうか 難しいですね
>>159
はぁ…熟女にブタとして飼育されたい…
>>160
めんどくさいですがこのセリフのときはこの選択肢、ってメモれば勝てます
そんなことする必要ないですが
-
わかさの攻略法?
相手のセリフをよーく観察するんだ
「あ・い・う・え」が上から「1・2・3・4」に対応だぞ
-
難易度は状態異常防御があれば解決するのでは?
-
ガイド?にないエリアでも別の展開あるんですか?
-
よりともに先に支配される国が多くて、通常verを把握できない
回想できたら両方見れます?
-
>>165
よりとも支配でも倒せば通常エリアになりますよ
-
>>165
あと回想部屋にはちゃんと通常・支配下の両方あるので安心して搾精放浪記してください
-
ぶっちゃけOPTがつまらない…
HPがどのくらい残ってるか分からないから臨場感がないし
選んだら勝率上げることも何もできないから見てるだけだし決着するまでやたらかかる
「勝ちでも負けでもいいから早く終わんないかな」と思いながらCtrl押すだけの時間になってる
-
>>163
防具などで対応できない部分があるので敵個別に確率を下げてみています
>>164
単語の意味がよくわかりませんが越後上野より東にもマップがあるのかということでしょうか
それとも今回更新分の志摩〜信濃のシーン分岐があるかということでしょうか…
>>168
OPTの反応が気になっていました ありがとうございます参考になります!
HPゲージは追加しました あと全体的にダメージ量を増やして
その代わりに何回か精神統一で回復できるようにしてみました
他にも気になるところあれば改善します
-
>>169
メモ帳の攻略情報にのってない地域ってことです。
-
>>170
あるところとないところがありますね 次回更新時にまた記載します
-
>>162
さんくす
-
神器の場所京都で教えてもらえないんだけど
たんごたんばやましろ全部行ったけど教えてくれる人いなくない?
条件ある?
-
>>173
やましろから移動するときにキャンセルボタンを2回押すのだ
-
>>174
すばやい反応サンクス!
助かったぜ!
あ、あと支配する確立が下がるアイテムまったく効果ない気がする
セーブリセットして試した30回全部支配されたので
-
>>175
未支配の国が10ヵ国未満くらいになると装備の効果が出やすくなります
が、今回指摘のあった「後半の国はすでに支配されている問題」を受けて装備の効果を強化します
また、バトルファックに勝ったターンの国移動ではよりともがどの国も支配をしないようにする予定です
-
つーか今更ですが次のアップ時は新スレ立てます
新しい乳魔ゲーム・SSが投下しづらいですよねすいません
-
ここも別ににぎわってる訳じゃないからいいんじゃない……?
他のスレに分化するよりはここがにぎわった方が嬉しいよ
-
乳魔のSS投下する人めっきり見ないしなー
-
ゲーム投下所だと思ってる人いるだろw
-
実際(ゲームorSS)の作者様をお待ちしているスレ状態ってのは間違ってないよな…
-
基本過疎過疎だからいなくなるとここも過疎る気がする
-
では次アップするときに別の話題で盛り上がってなければ引き続きここに書き込みます
夏の終わり頃にアップできればいいなあと思っております
で、話題というか自分の趣味の話
乳魔というとやはりパイズリや授乳プレイがメインになると思いますが
乳で直接なにかされるってのよりさりげなく押し付けられてるのが大好きです
フェラしながら太ももに当たるおっぱい 手コキはもちろん背後から押し付け
あとオイル塗りとかでつぶれた横乳?を上から見る構図がめっちゃ抜ける…
-
好みが被ると嬉しい件
-
添い寝乳首舐め手コキしてもらってる時にお腹に押し付けられてるおっぱいもいいよね
-
背後から手コキされながら背中に押し付けられるおっぱい
抱きしめられて顔をおっぱいに埋めた状態で本番or素股or太ももコキ
股間を責められてる状態で別の女に上四方固めの様に顔におっぱいを押し付けられながら乳首を責められる
-
今更気付いたけど無いか。無いよなぁそりゃ・・
次のUPを楽しみにしてますわ
-
乳魔GO
-
死人が出そうなんだが
-
画面下部のポケモン(隠語)をスワイプして挿乳
-
最近書き溜めてた乳魔モノSSをどっかに晒したいのだが
差し障りなければ、今日にでもここに投下しようかと思います
どうだろうか?
-
いいと思います!
-
うい
では少し文章を整理してから、書けたところまで投下しますんで
少々お待ちを
-
やったあ!
-
これは期待
-
お目汚し失礼します。
淫魔と人間が共存し、夫婦になったりして平和に暮らす世界。元ハンターの男が、スワッピングを通じて人妻乳魔とセフレになり、ドハマリしていく感じのお話です。
前置きが長いうえにエロシーンもやたらじれったい感じになってますが、自分なりの乳魔愛を文字化するつもりで書いてます。楽しんでいただけたら幸いです。
登場人物
ジーク(主人公)……元一流のBF戦士。淫魔の妻と結婚し、現在はアウトローな淫魔を取り締まるパトロール隊員。
サーラ……主人公の妻。元上級淫魔。今は夫とともに人間社会で幸せに暮らしてはいるが、かつては多くのBF戦士に恐れられた淫魔だった。
レン……主人公の後輩だが、パトロール要員ではなくもっぱら事務方。華奢な体つきの気弱な優男。ドM。乳魔と結婚し一緒に暮らしている。
マイカ……乳魔。主人公の後輩・レンの妻。母性的な雰囲気を漂わせるおっとりした女性だが、実はドS。
【序章】
「あぁっ、あぁんっ、あなたっ……もう……!」
「ああ、お、俺も……イクぞ……!」
じゅぷじゅぷと粘り気を含んだ淫らな連続音、パンパンと肌を打ち付けあう乾いた音、そして男女の切なげな声が暗い密室に響く。それは互いを深く愛し合う者同士の、激しくも執拗な愛の営みにだった。
「ああぁーーーッ!」
「ぐ、おおぉ、出るっ……ぐおぉぉっ!」
女の嬌声に続いて、男の獣じみた咆哮が寝室に響く。互いの愛を確かめ合うかのような、深くつながったままの絶頂。その至福の瞬間を存分に堪能した後、俺は愛しい妻の体をいたわるように抱きしめた。それに応え、彼女も俺の背中に手を回す。
「はぁ、はぁ……すごい……あなたに抱かれると、淫魔だったことなんて忘れちゃいそう……」
「そうか……?こっちこそ、吸い尽くされるかと思ったぜ。お前のアレの締め付けと貪欲な収縮ぶりは、相変わらず上級淫魔そのものだ」
俺と妻は抱き合ったまま目を合わせ、くすくすと小さく笑った。
今でこそ、こうして愛し合う夫婦として笑いあうことができるが、ほんの数年前まで、俺たちは互いに敵同士だった。
人間と淫魔の戦いは長く続いた。戦いといってもドンパチやるわけではなく、もっぱらBFでのイカせあいだったが、俺たち人間側にとって淫魔との戦いはいつも命を懸けた死闘だった。
美しい女性の姿をした吸精悪魔――淫魔との戦いは、最初のうちは人間側が押されっぱなしだった。異世界からやってきた淫魔たちは密かに人間の社会に溶け込み、その美貌と淫らな肉体で人間の男を誘惑し、セックスを通じて男の精を吸う。淫魔と寝床をともにした男は、その場で生命力を吸い尽くされて息絶えるか、正気を失うほどの快楽責めで淫魔の奴隷にされるか、いずれにせよ無事ではすまなかった。しかも淫魔は、外見上はほとんど人間の女と変わりないが、半思念体でできた彼女たちの肉体を物理攻撃によって傷をつけることはできなかった。
淫魔に対抗しうる手段はただ一つ――それは、セックスで絶頂に追い込むことだった。一度オーガズムに達した淫魔は、力を消耗してしばらく動けなくなる。とはいえ基本的に不死である淫魔を完全に滅ぼすことはできないので、力が衰えたところを捕獲し、淫魔界へと強制送還するしか手はないのだが。
ともあれこうして人間側は、淫魔の侵略に対する唯一の対抗手段として、BF(バトルファック)専門の対淫魔戦士部隊を結成した。心身ともに鍛え抜かれ、女性をよがらせる性技に熟練した屈強な男たちが選ばれ、教会で洗礼を受けた後、街に潜伏する淫魔を片っ端から探し出してBF勝負を仕掛けていった。
壮絶な、そして淫らな闘いが数年にわたって続いた。初めのうちは易々と人間界を支配できると思っていた淫魔たちだったが、人間側の思わぬ抵抗に遭ったことで当惑し、やがて考えを改めていった。そうして長き闘いの果てに、ようやく停戦が合意された。人魔間で和平協定が結ばれ、淫魔たちは人間界への一方的侵略をやめた。そのかわり人間社会のルールを守ることを条件に、彼女たちも淫魔界と人間界とを自由に行き来できるようになった。最近では、人間の男と結婚して家庭を築く淫魔も多くなった。
-
BF戦士である俺と淫魔である妻・サーラも、かつては何度も肉体をぶつけ合い、死力を尽くして戦った者同士だ。当時、俺は人間界でも屈指の淫魔ハンターであり、妻は淫魔の中でも強力な淫気と熟練した技を持つ上級淫魔だった。そんな俺たちも、停戦が成った今では、人もうらやむお熱い円満夫婦というわけだ。
その日も、いつものように激しいセックスの後、何気ないピロートークを妻と交わしていた。
「ねぇ、あなた。お隣に越してきたご夫婦には、もう挨拶した?」
妻はふと俺の胸元に頭を預けながら、上目づかいで問いかけてきた。
「ああ、奥さんの方にはまだ会ってないが、旦那の方は俺の勤め先の後輩だからな。今日、職場で向こうから挨拶してきたよ」
「あなたの後輩ですって? あの可愛い感じの旦那さんが? 見た感じちょっと淫魔ハンターには見えないけど……」
「奴は俺と違って専ら事務方だからな。BFの方はからっきしだよ」
「あら、それじゃあ毎晩大変でしょうねぇ……あなた、知ってる? お隣の奥さんも淫魔らしいのよ」
「ああ、聞いているよ。それもどうやら……」
「そう、ただの淫魔じゃなくて、“乳魔”っていう希少種なんだって。私も今日ご挨拶したけど、すごいおっぱいだったわよ? あんなのをBFで使われたら、あなたでもヤバイんじゃない?」
「ふん、乳がでかいだけの淫魔なら、何度も相手をしたことがあるさ。この手の連中は動きも鈍いし、腰のグラインドもきかないからな。大したことない奴ばかりだったよ。よほどのマザコンか童貞が相手ならともかく、一流の戦士には乳責めなど通用しないのさ」
「ふふ……“乳がでかいだけの淫魔”なら、そうかもしれないわね。でも、乳魔は一味違うわよ。あなたも気をつけることね……」
-
「え……?」
一瞬、妻の瞳が妖しい光を宿したような気がした。かつて淫魔と人間が相争っていた頃、何度も見かけた目。男を籠絡し、弄び、罠にはめ、そして自らの性奴隷に堕としめようという、淫らな願望を宿らせた淫魔特有の目……。
「ね、それよりもさ、あたしお隣の旦那さんのこと、ちょっと気に入っちゃったかも! 今日挨拶した時にね、あたしが軽く流し目を送ってあげたら、それだけで顔真っ赤にしちゃってさ。あの人、絶対生まれつきのドMだね。あ〜、可愛がってあげたいなー♪」
急に話題を変え、楽しげな調子でキャッキャとはしゃぎだすサーラ。
「ったく……夫とベッドをともにしながら、よくもぬけぬけとそんなことを……」
当然と言えば当然だが、淫魔と人間とでは貞操観念が大分異なる。なにしろ彼女たちにとって、セックスは食事と同じであり、夫に限らず人間の男はすべて性行為の対象なのだ。そうわかってはいても、愛する妻の口から「他の男を抱きたい」と堂々と言われると、複雑な気持ちになるものだ。
「もう、そんなにヘソを曲げないでよ。しょうがないでしょ、淫魔の本能ってやつなんだから。それにあなただって、たまには他の淫魔を抱いてみたいんじゃない?」
「……何だって?」
思わぬ妻からの問いかけに、俺はちょっと間を置いて聞き返した
「だから、あなただって私ばっかりじゃ飽きるでしょ? それに、あなたは元一流のBF戦士で、今でも不法滞在してる淫魔を取り締まるパトロール隊員なんだから、トレーニングの意味でもいろんなタイプの淫魔とやりあっておいた方がいいんじゃない?」
「うむ……まあ、な」
確かに、上級淫魔である妻を毎晩抱くことで、俺のBF戦士としての基礎能力は衰えることなく維持されているはずだが、いかんせん、どうもマンネリ化は否めないところだ。以前は毎日のようにいろんな淫魔とBFをやり、それがBF戦士としての勘や対応力を鍛えることになった。今では人間に敵対する淫魔は減ったとはいえ、中には違法行為に手を染める者もいるし、いつ強力な淫魔が現われて人間社会を支配しようと動き出すかもわからない。そんな事態に備えて俺たちパトロールがいるわけだが……。
「ね、それで考えたんだけどさあ……お隣さんとスワッピングしてみない?」
「スワッピング……? あの、2組の夫婦の間でお互いのパートナーを交換し合う、ってやつか?」
「そう。実はね、お隣の乳魔の奥さん、マイカっていうんだけど、この間挨拶に行った時に意気投合してさ。マイカったら、あなたのこと気になってるみたいなの。向こうも旦那さんとはマンネリ気味っていうか、ちょっと物足りないらしくて」
「向こうの旦那……レンの奴は何て言ってるんだ」
「あはっ、それがね〜。レン君たら、マイカからスワッピングの話されたらね、それ以来ずっとあたしに虐められたくてウズウズしてるんだって〜」
「ったく、あのバカ……」
「ね、ね、いいでしょ? 一度、お試しだと思ってさ。あっ、でもあたしが心から愛してるのはあなただけよ。ホントのホントに!」
「ああ、それは信じてるよ……まあ、俺も少しトレーニングを怠ってきたところがあるからな。それに乳魔という種族のことも気になる。今まで一度もやりあったことがない相手だからな……一度様子を見ておくか」
「じゃあ決まりだねっ! ふふっ、お互い楽しみましょ♪」
こうして俺は、どこか軽い気持ちで、妻からのスワッピングの提案を受け入れてしまった。
未知の淫魔に安易に手を出してはならない――俺はかつてBF戦士として修業中にそんなことを教わったことがあった。だが、どこか平和ボケしていた俺は、隣に住む乳魔という未知の相手にまったく警戒心を抱いていなかった。まさか彼女の乳房によって、二度と抜け出せない快楽の底なし沼へと引きずり込まれることになるとは、この時の俺には想像もつかなかったのだ。
-
【第一章】
「ジーク先輩っ、すみませんでした。うちの妻が何やら妙なことを言ったみたいで……」
市街地のパトロールから戻るなり、後輩のレンが俺のところに駆け寄ってきた。スーツ姿の小柄な青年は、顔を赤くしながらきまり悪そうに頭を下げる。
「ああ、例の話か。気にするな、俺はそう悪い話じゃないと思ってる。というか、お前だって楽しみにしてるんだろ?」
「い、いや! けっしてそんな……!」
「そうか? うちの妻はかなり乗り気だったぞ。俺もそちらの奥さんには少し興味がある。なにしろ希少種だからな。まあ、お前がどうしても嫌だと言うなら、この話はなかったことにするが……」
「あ、いえ、嫌というわけでは……しかし先輩の奥様と僕が、その……」
「そう遠慮するなよレン。うちの妻は元上級淫魔でな、たまにはお前くらいの可愛い男を抱きたくなるんだそうだ。俺のことは気にしなくていいから、妻と遊んでやってくれ」
「そうですか……? 先輩がそうおっしゃるなら……」
「それに俺としては、この機会にそちらの奥さんのこと……乳魔という種族をよく知っておきたいんだ。淫魔の特徴や性質を知るには、体を重ねてみるのが一番手っ取り早いしな」
「……確かに、乳魔に関するデータは、協会側にもほとんどありませんからね」
人間にも人種や民族の違いがあるように、淫魔の中にも様々な種族があり、それぞれ異なる性質や特徴、趣味嗜好などを持つ。得意とする体位や責め方も種族によって様々だし、中には魔術や催眠術のような特殊能力を使う者もいる。人間側は長年の淫魔との戦いを通じてそれらをデータベース化し、一つひとつ対処法を研究することで対抗してきた。
だが乳魔という種族は希少な上、性格は非常に柔和で温厚であり、ゆえに人間と戦った記録そのものがほとんどない未知の相手なのだ。
「まあ乳魔は友好的な連中だというし、上層部もそれほど警戒はしていない。だが、何かトラブルがあった時、未知の相手だと対処が難しいからな」
淫魔ハンター協会が日々のパトロール任務を怠らないのは、未だに人魔間のトラブルや小競り合いが後を絶たないからだ。風習も価値観も違う者同士が共存するのは、そう簡単なことではない。淫魔が法を犯して人間に危害を加えれば、ハンターが取り締まりにあたることになる。それに――
-
「そういえば、最近嫌なうわさもありますしね」
「ああ……淫魔の中には、今の平和に不満に感じるやつもいるらしいな。人間など家畜か奴隷くらいにしか思わない、そんな一部の淫魔が、密かに人間社会を支配しようと狙っているとか……。だが俺たちにとっちゃ今の平和は尊いもんだ。そんな連中の暗躍を許すわけにはいかないな」
不安げな顔で見上げてくるレンの肩にポンと手を乗せ、俺は語気を強めた。そうだ、長い戦いの果てにようやく淫魔と和解し、今は夫婦にまでなった俺やレンにとって、再び骨肉の抗争になるような事態は絶対に阻止したい。
そんな俺の思いに、レンも顔を上げて「はい!」と応じる。
「ま、それはともかく……乳魔についてだが、彼女たちと共存していくためにも、もっとお互いをよく知らなきゃな。だからお前からもひとつ教えてくれないか? 乳魔のこと、お前の奥さんのことを」
「えっ……? そ、それは……まあ、その、乳魔は名前の通り、乳房を用いた誘惑や性技に特化した淫魔です。とにかく、あの胸が、すごくて……うぅ……」
レンは急にうつむいてもじもじし始め、やや前かがみの姿勢でごにょごにょとつぶやいた。その顔は先刻よりさらに真っ赤になっている。
「た、たとえ服越しでも……あの大きな胸の揺れを見せつけられたら、一瞬で魅了されてしまいます。それで、服を脱いで、おっ……乳房を生で見せられたら、もう何も考えられなくなって、甘い匂いで頭がクラクラして……あぁっ! ダメです先輩! 僕、思い出したらもう……!」
「わかったわかった、こんなところで聞いて悪かったよ」
考えてみれば、レンはBF戦士ではない。それどころか実は真性のドMだ。すでに乳魔の妻に調教されきってるのは明白。そんなレンに乳魔の特徴を聞いたところで参考になるはずもない。
「俺が自分の体で確かめてみるしかない、か」
「は、はい……!それで、つ、妻からの伝言ですが、今度の休みに1人でうちに来てほしいと……」
「ああ。うちのサーラもホテルで待ってるそうだ。お前のことを随分気に入ったみたいでな。思いっきり可愛がってやりたいとはりきってたぞ」
「ええっ! サ、サーラさんが僕を……おおをぉっ! もうダメェ!! し、失礼します先輩!!」
「やれやれ……」
股間を両手で押さえてながらトイレに駆け込んでいく後輩を見送り、俺は家路につくことにした。
-
そして、約束の日……。
今頃、サーラとレンもホテルで会っているだろう。
指定された時間に、俺はマンションの隣室を訪ねた。
「ジークさんですね、お待ちしておりました。いつも主人がお世話になっております」
レンの妻である乳魔マイカは、ドアを開けて夫の上司の来訪を確認すると、丁重に頭を下げた。
「はじめまして、マイカさん。俺のほうこそ、レンにはいつも助けられていますよ」
「まあ、そう言っていただけますと、家内の私としても光栄ですわ」
にっこりと柔らかな笑顔を浮かべながら、マイカは顔を上げた。一瞬遅れて、彼女の胸が俺の目の前で重たげにぶるん……と揺れる。
(お、おぉ……!)
その不意打ちのような光景に一瞬、心を奪われそうになる。
目の前で微笑む淫魔は、話に聞いていた通り、いやそれ以上に、美しく、可愛らしく、それでいて匂い立つような妖しい色気を漂わせていた。
軽くウェーブのかかったつややかな栗色の髪。瞳はぱっちりとしているがやや垂れ目で、丸みを帯びた頬と柔らかそうな唇が、柔和で母性的な印象を与える。
上はVネックの白いセーター、下は紺色のロングスカート、それ以外には特にアクセサリも身に着けず、服装だけなら上品で落ち着いた印象を与えるものだった。だが、その下に隠された成熟した女体、その起伏に富んだ肉付きのよい体つきは、服の上からでもはっきりと認識できた。かといって決して肥満という印象を与えないのは、背丈が高めで手足もすらりと長いからだろう。この体なら、レンのような小柄な男の体をすっぽりと抱き包むことができるはずだ。
そして何より目を引くのは――やはりその豊満すぎる胸だった。セーターの縦縞が左右に大きく婉曲し、その規格外のボリュームと見事な張りを表現していた。彼女の息遣いに合わせて重たげに揺れる膨らみは、セーター越しに見ているだけで股間が疼くほど淫靡だ。
(おそらく、内に秘めた淫気も上級淫魔並か。……もしもこの女が敵だったら、熟練のBF戦士でもてこずりそうだな)
玄関先で向かい合ったわずか数秒の間に、俺はハンター特有のサーチ力で乳魔マイカを見定め、その「上物ぶり」に胸を高鳴らせていた。
それに、なんというか……ただエロティックなだけではなく、思わず抱きついて甘えたくなるような、そんな妖しくも不思議な雰囲気を漂わせた淫魔だった。
-
「さ、どうぞ中へ……」
そんな俺の内心に気付いたかどうかわからないが、彼女は少し潤んだ瞳で見つめ返した後、俺を部屋へと誘い入れた。そうして俺は案内されるまま、後輩とその妻が暮らす部屋へと足を踏み入れる。
(ん……?)
その時に感じた違和感は二つ。一つは、ふわりと淡く香る甘い芳香。俺の前を歩くマイカから発せられる匂いであることは間違いないが、ただの香水でもなければ、男の性欲をどぎつく刺激する淫魔特有の淫香でもない。――だが、ずっと嗅いでいたくなるような、たまらなく甘美な香りだった。これが乳魔の匂いなのだろうか。
もう一つは、俺の股間がすでにギチギチと張りつめ、ズボンの中で怒張していたことだ。性的興奮も勃起具合も自在にコントロールできる一流BF戦士の俺が、自分でも気づかないうちに勃起するなど何年ぶりだろうか。
「どうぞ、そちらにおかけになって。今お茶をご用意いたしますので」
「いえ、お構いなく。というより、俺としてはさっそく本題に入りたいんだが……」
俺がそう切り出すと、マイカは振り返って「まあ……」と表情をほころばせた。
「君は乳魔という種族らしいね。人間にはあまり知られていない希少種だ。俺の仕事は聞いていると思うが、立場上、なるべく多くの淫魔のことを知っておきたくてね。人と淫魔との相互理解のために」
「ええ、……そういうことでしたら、喜んで協力させていただきます。では、あちらの寝室に参りましょう。ふふ……どうか乳魔のことを、そして私のことを、余すところなく知り尽くしてくださいね。今日だけと言わず、お望みとあらば何度でもレクチャーいたしますわ。乳魔のすべてを……ね」
そう言ってマイカは、柔和だがどこか挑発的な微笑を浮かべつつ、セーターの上から両手で乳房を撫でて見せた。重たげに揺れるその膨らみを見ているだけで、すでに勃起している一物がますます滾ってくる。
彼女の艶やかな声も実に官能的で、男の劣情を掻き立てずにはおかないものがあった。
(……しかし妙だな。なぜ俺はこんなにも……)
確かに目の前にいる乳魔は、上級淫魔と比較しても遜色ないほど扇情的だ。だが、これでも俺は百戦錬磨の淫魔ハンター。当然、過去に巨乳や爆乳の淫魔とは何度も戦ったし、誘惑への耐性は人一倍身についている。それにもかかわらず、俺は今、まるで性知識も経験もない少年のように、マイカのたわわな胸に興奮を覚えていた。
自分の心身が異様なほど高揚していることに困惑を覚えつつも、ともかく俺は彼女の後をついて寝室とやらへ向かった。その間、なるべく気持ちを落ち着かせて乳魔という種族のことを考える。
――正直、以前の戦いで乳魔が前線に出てこなかったことに、俺は今さらながら安堵せざるをえない。もしもこんなやつが出てきていたら、ほとんどのハンターは太刀打ちできなかったろう。よほど訓練されたハンターでも相当苦戦を強いられたか、あるいは籠絡されていたかもしれない。
そうだ――この乳魔という種族は、強烈な性技で相手から搾り取るというよりは、男を油断させ、甘い罠で誘惑し、籠絡するタイプの淫魔だと思って間違いないだろう。
-
(……ん? ということは……)
頭の片隅に一瞬、かすかな疑問というか、警戒心のようなものが浮かんだ。だが、それを深く考えようという気はおきない。俺の前を歩くマイカから、ふわり、と甘い香りが漂う。その心地よい香りに頭がぼんやりして、うまく考えがまとまらないのだ。
「こちらですわ。どうぞお入りになって」
「……ッ!」
案内された寝室には、マイカの体から立ち上る甘い香りを何倍も濃縮したような、えもいえぬ芳香が充満していた。その匂いのせいなのか、急に体が熱くなり、じわじわと汗が浸み出してくる。勃起したままのペニスも下着の中でビクビくと脈動し、その先端からジクジクと先走り汁を滲ませる。
マイカは薄暗い室内に俺を誘い入れると、天井の明かりはつけずに、ベッドの脇に置かれた照明だけをつけた。淡いピンク色の照明が、どこか幻想的な雰囲気でマイカを照らし出す。
「私と主人はここで毎夜の営みを行っておりますの。この乳房で主人をたっぷりと可愛がって、精魂尽き果てる寸前まで搾ってあげていますのよ。毎晩、毎晩ね……ふふふ」
寝室の中央に置かれたキングサイズのベッド。そのすぐ前に立って俺と向かい合うマイカの表情が、さっきまでとは明らかに変わっていた。柔らかな微笑みの中に、獲物を前にした淫魔特有の嗜虐的な情欲を滲ませた、美しくも淫らな表情。
「それと、主人とするときは、いつもこうするんです……」
マイカはそういって人差し指を寝室の出入り口の方に向け、何か呪術のようなものを放つ。直後に俺の背後でカチリと鍵のかかるような音がした。
「ふふ……これで、この部屋は密室です。私が解呪しないかぎり、そのドアは決して開きません」
「な、何だって……?」
「ふふ……主人はこうして閉じ込められた状態で私と二人きりになると、それだけでとても興奮して、その場で粗相してしまうこともあるんですよ。男の人って本当に可愛い……♪」
成り行きについていけず戸惑う俺をからかうように、マイカはくすくすと忍び笑いを漏らす。
はぁ、はぁ、と俺の口から荒い息遣いが漏れる。俺のハンターとしての理性は、さっきからずっと危険信号を点滅させている。後戻りのできない、甘く危険な罠に引き込まれているような気がする。だがそんな理性を押し流すように、このまま彼女に身をゆだねてしまいたいという奇妙な願望が心の深部からムクムクと湧き上がってくるのだ。
-
「さて……ジークさんは乳魔と聞いて、どんな淫魔を想像しましたか? まあ、たいていの男の方は、乳魔のことを単なる『巨乳淫魔』とか『パイズリが得意な淫魔』くらいにしか思っていないようですが……」
「え……?」
「男の方は誰でも、多かれ少なかれ女性の乳房に性的興奮を覚えます。もちろん個人の好き嫌いもありますし、ジークさんのような一流のBF戦士の方には耐性もあるでしょう。しかし……乳魔の乳房は、そんな個人差や耐性など無関係に、男の方が心に秘めている情欲を引きずり出し、増幅してしまうのです。おっぱいへの情欲をね」
「……!」
「ふふふ……もう私の胸が気になって仕方がないでしょう? でも、これはまだ序の口ですよ。ジークさんはこれから、私の胸を見て、匂いを嗅いで、柔らかな感触を確かめて……そうしてどこまでも際限なく私のおっぱいに魅了されていくのです」
はぁ、はぁ、と荒い息をつきながら、俺はマイカの言葉に戦慄していた。どんな男も強制的に“乳フェチ”にしてしまうのが乳魔の能力だというなら、そんな相手にBFで勝つことは至難の業といっていい。
ヘタに相手をすれば、一生治せない弱点性癖を植え付けられてしまう。
「では、そろそろお見せしましょうか……」
マイカはそう言って、セーターの裾に手をかけ、ゆっくりとたくし上げた。白く滑らかな腹部と形の良い臍が見えたかと思うと、そのすぐ上にぷるん……と、白桃のような乳房の下半分だけが露出される。
「お、おおぉ……!」
驚嘆の声を漏らす俺を見て笑みを深めながら、マイカは右手でセーターの裾をつかみ、左腕をセーターと乳房の間に滑り込ませた。そして右手だけでセーターを脱ぎ捨てる。
そうしてマイカは左腕でちょうど乳首の部分だけを隠し、残る上半身をすべて露出させた。まばゆいばかりの白い裸身がピンク色の照明に照らし出され、俺はその美しさに思わず息をのんだ。
何より目を引くのは、彼女の細い腕から零れ落ちそうな乳肉。それがまるで俺を誘うようにぷるぷると震えて、俺の目をますます釘付けにした。
「ふふふ……うち主人も、こうして焦らしてあげると切なそうな顔をするんですよ。今のジークさんも、とってもいいお顔になってますわ」
あっけにとられる俺に挑発的な笑みを投げかけながら、マイカは右手でスカートをおろし、紐のように細い純白のショーツだけを纏った下半身を俺にさらした。
-
「さあ、次はジークさんが脱ぐ番ですよ。上も下も全部です」
完全に主導権を握られている――そう頭ではわかっているのに、抗う気持ちは少しも湧いてこない。ただ彼女の言うとおりにしたい。そう思うが早いか、俺はシャツのボタンに手をかけ、急いで服を脱ぎにかかった。ああ、もどかしい。指先が震えてうまくボタンが外せない。
シャツを破るような手つきで脱ぎ捨て、続いてベルトを緩めズボンとトランクスを同時に下す。窮屈な締め付けから解放されたペニスがブルンと勢いよく飛び出し、先端から透明のしずくを飛ばした。
「まあ、立派……」
マイカは俺の裸体を見て感嘆の声を漏らし、ちろりと唇を舐めた。
「ふふっ、ジークさんのおちんちん、もう限界まで張りつめて、お汁をトロトロと漏らしながらヒクヒクわなないていますわ。可愛らしいこと……ああ、とってもおいしそう♪」
「あ、ぐ……!」
まさに獲物を見る目で、目の前の淫魔が俺の勃起しきった一物を凝視している……そんな淫魔ハンターとしてあるまじき状況にもかかわらず、俺は彼女の視線と言葉に異様な興奮を覚えていた。
マイカの前で裸を、ペニスをさらすことが、それを彼女のおいしそうな目で見られてしまうことが、どうしてこんなに快感を呼ぶのか……。
「では、こちらもジークさんが一番見たいものをお見せしましょう。ほぅら♪」
そういって、マイカは左腕をどかせて乳房をあらわにした。
「あっ、あ、ああぁぁ……!!」
白く豊満な魔性の果実が、俺の目の前でその全容を惜しみなく見せつける。プルンプルンとバウンドして弾力を表現するむっちりとした乳肉。その先端を彩る、ぽってりと膨らんだ大き目の乳首。それらを認識した瞬間、俺は下半身からこみ上げる強烈な射精感に襲われ、とっさに両手で股間を押さえていた。
まるで失禁しそうな幼児のように、俺はギリギリで射精をこらえていた。
「あはっ、いいですわ。その今にもイキそうなのを必死にこらえている表情! でも、股間を隠してはいけませんよ。手をどけて、腰を突き出して私に見せてください。ジークさんの、お射精寸前おちんちん」
俺は言われるまま、再び彼女の前に浅ましく勃起したペニスをさらす。
「はぁいよくできました♪ では手始めに、軽くおっぱいで催眠でもかけてあげましょうか」
-
「さい、み……え?」
狼狽する俺をよそに、マイカはむっちりと重たげな左右の乳房の下に、自らの両手をあてがい、乳肉をぷるぷると振動させて見せた。
「おおぉ、お、お……!」
「ふふ、目を逸らしてはいけませんよ。まあ逸らすことなどできないでしょうけど。そのままよーく目を見開いて、私のおっぱいを凝視なさって。ほぉら……ぷるん、ぷるん♪」
彼女の掛け声にあわせて、俺の目の前でふたつの乳房が揺れ、ピンク色の淫靡な乳首が妖しく踊る。薄暗い部屋の中、俺は目の前の光景に見入ってしまう。
「ほぉ〜ら、おっぱいを左右に揺らしますよ、たゆ〜んたゆ〜ん♪ たっぷ〜んたっぷ〜ん♪」
「ああぁぁぁ……っ!」
たっぷりとした豊満すぎる乳肉が、遠心力によって妖しく形を変えながら、俺の目の前で右に左に往復する。
その実に重たげな乳房の揺れに釣られて、俺の顔も目線も左右する。
脳がゆらゆらと振動して、心地よい恍惚感で意識がとろけそうになる。
揺れる乳房からますます濃厚な甘い匂いが漂い、俺の頭の中をドロドロに溶かしていく――。
「ふふふ……そう、いいお顔ですね。ほぉ〜ら、私の乳首から目を離してはいけませんよ〜?」
「あ、あぅ、ああぁ……!」
マイカの言葉によって、俺の意識はますます彼女の乳首へと集中させられる。
たっぷんたっぷんと弾力たっぷりに揺れる乳房。その先端を彩る鮮やかなピンクの乳首が、さっきよりも大きく膨らんでいるように見える。俺を挑発するように、乳輪からぽってりと膨らんだ二つの乳首が、白い乳肉の上で淫らに踊る。
「次は深呼吸をしてみましょうか。まずはお鼻からすぅーーっ、と。この甘い匂いを胸いっぱいに吸い込んで……そしてゆっくり、はぁ〜〜〜っ、と息を吐いて……それを繰り返すのです」
「ふあ、あぁぁぁぁ……!」
マイカは上半身を淫らにくねらせ、その魔性の果実をたぷんたぷんを蠢動させながら艶めかしく囁いた。
俺は言われるまま、彼女の方から漂う甘い甘い香りをたっぷりと吸い込んでしまう。
(ああ……なに、これぇ……甘ぁい匂いで、とろけるぅ……!)
「ふふふ……もうお気づきと思いますが、この部屋いっぱいに充満している甘い香りは、私のおっぱいの匂いです。ふふ、嗅いでいるだけで、天にも昇るような心地でしょう? 頭の中がピンク色の濃霧に覆われて、とっても幸せでいやらしい気分になっていくでしょう?」
「ふぁ、ああぁぁぁ……も、もう……らめ……や、やめて、くれぇ……!」
「あらあら? まだ催眠に抵抗しますか……」
恍惚にとろける意識の中で、わずかに残った俺の淫魔ハンターとしての本能が、頭の片隅で警戒信号をともしていた。
――このままではまずい、取り返しのつかない事態になる。
そんな朧げな警告が、俺の口からわずかな「抵抗」の言葉を吐かせたのだ。
「すでに視覚も嗅覚も支配されているのに、まだ抵抗できるなんて、さすがですねぇ? でも、そういう男の人、大好きですよ。堕としがいがありますもの。さあ、次は聴覚も支配してあげましょうか」
-
視覚、嗅覚の次は聴覚を支配する。もちろん、そんな彼女の言葉の意味を考えるだけの思考力は、すでに俺に残されてはいないが、いったい何をされるのだろうという期待感が瞬時に増幅する。
「おっぱい」
「あっ、あぁッ……!」
マイカの口から「おっぱい」という言葉が出た瞬間、俺のペニスがビクンと大きく脈動した。
「ふふふ、私におっぱいと言われるだけで気持ちいいでしょう? おっぱい、おっぱい、おっぱい」
「あ゛あ゛あああぁぁぁぁ……!」
ビクンビクンビクン!!
「あはっ、ジークさんったら、おっぱいって言われるたびにおちんちんの先っぽから透明のおつゆがぴゅっぴゅしてますよぉ? お・っ・ぱ・い」
「や、やめぇ……おぉっ……!」
「では、今からジークさんの頭の中を、おっぱいでいっぱいにしてあげます。おっぱい、おっぱい、柔らか〜いおっぱい。いやらしいおっぱい。甘ぁい匂いのおっぱい。もうあなたは、おっぱいのことしか考えられない。おっぱいが恋しくてたまらない。おっぱいに甘えたい。おっぱいにしゃぶりつきたい。おっぱいに身をゆだねたい……」
「お゛、お゛お゛おおぉぉ……!やっ、やめて……やめてくれぇ!」
ビックンビックンビックンビックン!
ピュッピュッ、ピュピュピュピュッ!
「くふふふふっ、やめませんわ。おっぱい、おっぱい、もっとおっぱいに溺れなさい。おっぱい、おっぱい、おっぱいで頭をいっぱいにしなさい。おっぱいが大好きで、おっぱいが恋しくて、おっぱいのことしか考えられないジークさん?」
「あああぁぁぁぁ〜〜〜!!」
俺は直立不動のまま腰を前に突き出し、自分でも信じられないほど勃起した先端からまるで射精のように透明の汁を飛ばしてしまう。
だが射精と違い、快感を解き放つような放出感はなく、切ない疼きと断続的な快感が交互に繰り返され、俺を責め苛んだ。
「もう立っているのもつらそうですね。どうぞ、そこに腰を下ろしてください」
俺は言われるまま、その場にへたり込んでしまった。
そんな俺を満足げに見下ろし、乳房を揺らしながら淫らにほほ笑むマイカ。
すでに俺の頭の中では、マイカの淫らな声で呪文のように連呼された「おっぱい」という言葉が、リフレインしたまま止まらなくなっていた。
もう、彼女の言うことには逆らえない……そんな確信が俺の意識を支配していた。
-
「ふふっ、ジークさん、とってもいいお顔をしてますよ。お目目をとろ〜んとさせて、お口を半開きにしたまま唇を震わせて……。そろそろイかせてほしいですか?」
カクンカクンと首を縦に振る俺。
「では、そのまま私のおっぱいを凝視したまま、自分の手でおちんちんをしごいてください」
「なっ……!」
「不満ですか? もしかして、パイズリでもしてもらえると期待していたとか? いけませんよ、まだパイズリはおあずけです」
豊満すぎる乳房の下で両腕を組み、ぴしゃりと告げるマイカ。
俺はその言葉に、崖から突き落とされたような感覚を覚え、愕然とする。
「あはっ、そんな顔ならさないで。ちゃんと私のいうことを聞いて、ジークさんが私のかわいいおっぱい奴隷になれたら、ちゃんとパイズリもしてあげますから。でも、まだ調教は始まったばかり。これからじっくりと時間をかけて躾けてあげますから、今はまだ我慢してください。それに……」
何かとんでもないことを言われているのような気がするが、俺はそれを深く考えるよりマイカの言葉を次の言葉を待った。
「淫魔の目の前で自慰にふける快感……きっと癖になりますよ?」
俺たち淫魔ハンターにとって、淫魔の前で自慰をするということは相手に完全に降伏することを意味する。
普段の俺なら絶対に受け入れらない屈辱だ。
「ふふ、ハンターの矜持でギリギリ理性を保っているようですね。その葛藤の表情、素敵ですよ。さ、それでは……あなたの大事な矜持を、私のおっぱいで台無しにしてあげましょう。ほぉ〜ら、たっぷ〜んたっぷ〜ん♪」
「う、うああぁぁぁ……!」
へたりこむ俺に向かって身をかがめ、マイカは重力に引っ張られて釣鐘上になった乳房を左右させた。
その動きに、俺は一瞬で理性を破壊され――
「さ、私がじ〜っと見ていてあげますから……オナニーしなさい」
脳髄を直撃する命令口調。
その瞬間、俺は右手で勃起を握りしめ、力任せに上下にシゴき始めていた。
「お、おおおぉぉ、お゛お゛お゛ぉぉぉっ!! き、ぎもぢいいいぃぃ!!」
ぐっちゅぐっちゅぐっちゅぐっちゅ!
もはや先走りの粘液で全体がぬるぬるになった勃起を、俺は一心不乱にしごく。
鉄のように固く、高熱をはらんだソレが、手を一回上下させるたびに意識が飛びそうなほどの快感をほとばしらせる。
その間も俺はたっぷんたっぷんと揺れるマイカの乳房を凝視し、その谷間に赤熱した肉棒を挟み込むのを想像しながら、よだれをたらしてひたすらあえぐ。
そんなあまりにも惨めな姿を、マイカが目を細めながら見下ろしているのだ。
-
「あはははっ、とっても必死にですね〜〜! いいですよ、じっくり見てあげます。あ、私がいいと言うまで射精は許しませんよ」
「そ、そんなっ、無理ぃぃ!! イ、イグゥゥ!! あ、あ? な、なんで、イけないぃぃぃぃ!?」
「イキたいですか? 無駄ですよぉ〜♪ あなたはもう、私のおっぱい催眠で意識を支配されて、自分の意思で射精することすらできないのです」
「ひぃっ、そんな、いやだあ゛あ゛あああぁぁぁ!!」
俺はよだれと涙をまき散らしながら、射精できないと告げられても止められないオナニーで自らをどこまでも追い込んでしまう。
「まあ、今日は初日ですし、あまり焦らすのも酷ですね。では、ジークさん。あなたを私のおっぱいで救ってあげます。いいですか? おっぱいをあと3回揺らしたらあなたは射精できます。はい、いーち♪」
たっぷ〜〜ん♪
「お、おおぉぉっ!」
マイカが大きく右に体をくねらせ、双つの乳房が勢いよく右方向へ重心を移す。
「にーい♪」
たぷぷ〜〜〜ん♪
今度は左側へ、大きく振り子を描いて釣鐘上の乳房が揺れる。
そして両の乳房の先端が左の極点に達した瞬間、マイカはすかさず両手で乳房を救い上げた。
「さーん♪」
トドメの一撃。
マイカの小さな手ではとても鷲掴みにはできないほどの爆乳を、彼女は見事な手さばきで操って見せた。
それは、あたかも空中の見えないペニスを左右の乳肉でキャッチし、挟み込み、すりつぶすような動きだった。
それを視界に収めた瞬間――
『射精しなさい』
そんな声が聞こえた気がした――目の前の、おっぱいから。
「イ、イク、イキますぅぅぅぅぅ〜〜〜!!」
どぴゅうっ、ぴゅるるるるるる〜〜〜〜〜!!
俺は絶叫しながら溜まりに溜まった精を放出した。
抑圧され続けた快感の蓄積が、怒張したペニスから一気に解き放たれる。
尿道を勢いよく駆け抜ける白濁が、壮絶な放出感となって俺を昇天させる。
「はぁい、よくできました♪ あぁん、すごい量! なんていい香り……!」
俺の精液をどぷどぷと浴びながら、頬を染めて満足げにほほ笑むマイカ。
その間も俺は、彼女に見られながら射精する快感に腰骨をとろけさせ、ひたすらしごき続けた。
「そうそう、手を休めてはダメ。そのまま出なくなるまで、シコシコし続けるのです。ジークさんの恥ずかしいオナニー、ちゃんと最後まで見ていてあげますからね」
「あ、あああぁぁ……!」
そうだ――俺は今、淫魔の見ている前で、淫魔に言われるままオナニーしているんだ。
マイカの言葉によってそれを再度自覚させられると、心なしか、一度弱まりかけた射精がドピュルッと音を立てて再び強まった気がした。
それでも――やがて精液の放出が減っていき、俺はいつ終わるともしれないオナニーからようやく解放された。
その一部始終を、マイカに見つめられながら。
-
「さすが一流の戦士ですね、こんな上質な精を味わったのは初めてです。……ふふ、ふふふふ、もう絶対に逃がしませんよ、ジークさん」
強烈すぎる射精で消耗し、もうろうとした意識のままへたり込む俺を、マイカはぞっとするような艶然たるほほ笑みを浮かべて見下ろした。
そして、彼女の体が白い光に包まれ、その全身に付着していた大量の白濁液が煙のように霧散した。
淫魔が手っ取り早く精を吸収するために使う術だ。
そうして再び塵一つない裸身をさらしながら、マイカは穏やかにほほ笑んだ。
「私、ジークさんのこと、とっても気に入ってしまいました。いつも男の方を調教するときは、初日はオナニーをさせるだけでおしまいにするのですが、ジークさんにはサービスしてあげます。さ、どうぞ。触ってください」
「……え……?」
気が付くと、マイカは俺の目の前で、俺と同じ目線の高さで正座していた。
もちろん、その胸には、俺の魂を魅了してやまない、あの双つの膨らみが露出されたままだ。
「あなたの両手で、私のおっぱいをモミモミしてください。ああ、一応警告しておきますが、この感触を知ってしまったらもう二度と抜け出せませんよ……おっぱい快楽の底なし沼からね♪」
「ふぁ、ああぁぁぁ……!」
警告されるまでもなく、俺の淫魔ハンターとしての知識と経験が、目の前の乳房に触れることの危険性を告げ知らせていた。
射精の後で精神が落ち着き、さっきよりも理性が働くようになっていたので、なおさらだった。
なのに、それなのに……俺は気が付くと、両手をゆっくりと前に出していた。
すでに股間では勃起を回復し始めたペニスがムクムクと頭をもたげている。
だらしなく半開きになった唇から、よだれを垂らしながら……。
「ふふ、そうよ、いらっしゃい……。乳魔のおっぱいに溺れるのです」
その言葉が再び俺の理性を焼き切った。
(つづく)
しまった。夢中で書いてたらなんとオナ見だけで終わってしまった。
乳魔モノを書いておいてぱふぱふ、授乳、パイズリが一つもない上、
そもそも乳に触ってすらいないとは……拙いSSでスイマセン。
ちゃんと次はおっぱい使ったプレイを書きますので。
長く続けていこうと思いますので、感想などいただけると幸いです。
-
気付いたら夢中で読み進めてしまった…
読んでるこっちまでおっぱい催眠に掛けられてるような文章力すごいわ
乙乙
-
催眠エロいですw続き期待
いろんなおっぱいプレイで抜かれるんでしょうな〜
あと世界観が好きです 和姦のようで実は…みたいなやばそうな雰囲気がエロさを倍増させてると思います
ストーリーがしっかりしてるのってやっぱいいですね
スワッピング自体も個人的にドンピシャで、ネトラレにも期待したいんだけどあのドM後輩じゃ無理なのかな…w
-
長っ、と思って読んでみたら最後まで読んじゃった。
えろくて最高です。カウントダウンにおっぱい揺らすのがすばらしい。
-
クール教は漫画家ルート入ったのに変わってないからなー
-
久しぶりにSSが来てる
続き期待してます
-
つづき
(あぁっ……だ、だめだ、これに触ってしまったら……!)
俺は最後に残った戦士の意地で、目の前の危険な誘惑に必死で抗う。
その無意味な抵抗を嘲笑するように、マイカは俺の眼前で軽く上半身をよじってみせた。
たぷんっ、ぷるるん……!
「おっ、おおぉっ!」
無防備にさらけ出された特大の豊乳が妖しげに揺れ、俺の目線を釘付けにする。
一房一房が人の頭よりも遥かに大きく、それでいて少しも形を崩さずに見事な張りと丸みを帯びた乳房。その先端は重力に逆らってつんと上を向き、その頂上でぽってりと淫靡に膨らんだ乳首が妖しく踊る。
白くて艶やかな乳肌は一見して極上の手触りが想像され、ぷるぷると震える乳肉も見ているだけでその柔らかさが伝わってくるようだった。
さらには、目の前の乳房から一層濃厚な甘い匂いが漂い、俺の鼻孔から脳へと浸み込んでくる。
まさに一瞬にして、俺の視覚と嗅覚はマイカのおっぱいに埋め尽くされてしまったのだ。
「ふふふ、おっぱいに魅了された男の人は、みんな同じ顔をなさいますね。お目目をとろけさせ、だらしなくお口を開けてよだれをたらして、お乳をねだる赤ちゃんのように唇をふるふるさせて……かわいらしいこと、くふふふ……」
「う、うぅっ……!」
乳房に魅了されて呆けた様子を指摘され、屈辱的なはずなのに、なぜか俺は怒りも反抗心も抱かず、ただ彼女の言葉にペニスをビクビクと震わせるばかりだった。
「さ、どうぞ遠慮せず、今度はその両手で確かめてください。私の――乳魔のおっぱいをね」
その言葉に誘われるまま、俺はあたかも砂漠の遭難者がオアシスを求めるように、マイカの乳房を求めて両手を伸ばした。
ふにゅ、むにむにぃ〜〜〜〜〜〜!
「あ、あぁっ……はああぁぁぁぁ……!」
――それは今まで感じたことのない感触だった。
たわわに実ったマイカの双乳、そのしっとりとしたきめ細やかな柔肌が、俺の両手にむっちりと張りついてくる。
まだ表面を触れているだけなのに、左右10本の指と掌にはムニムニとした柔らかさと弾力が伝わってくる。
「もっと強く揉んでもかまいませんよ」
「ああっ、あはあぁぁぁ……な、なにこれぇ……ふあぁぁぁぁぁ……!」
少しでも揉む力を強めると、マイカの乳房がもたらす甘美な感触のすべてがたちまち倍増し、俺の脳に強烈な快感のパルスを送り込んでくる。
10本の指は乳肉の中にどこまでも沈んでいき、指の間からはぷにぷにとした乳肉がむっちりとはみ出す。
そうして薬指のリング――妻との愛、そして人間と淫魔との平和を誓い合った結婚指輪――が、白い乳肉に埋もれてしまったとき、俺の背筋を得体の知れない快感がゾクゾクと駆け上がった。
「いかがです? これが乳魔のおっぱいですよ。たっぷりモミモミよ〜く覚えてくださいね。この感触を二度と忘れることができないように。ほぅら、おっぱいモミモミ♪ おっぱいモミモミ♪ おっぱい、おっぱい、おっぱい♪」
「おほぉっ、ほぉっ、お、おぉぉ……っ!」
マイカが俺の鼻先まで顔を近づけて「おっぱい」と連呼するたび、俺は間の抜けた声を上げ、むにゅむにゅと乳肉を揉みしだいてしまう。
「ねぇジークさん? あなたは多くの上級淫魔を自慢のテクでよがらせてきたと聞きますが、せっかくですから百戦錬磨のバスト責めを披露していただけませんか? ね、教えてください。一流のBF戦士の胸責めテクがどんなものか」
「う、うぐぅぅぅ……や、やってやる、こうだ、こうやって乳を……お? お、おぉ、おほおぉぉぉぉ!」
マイカの挑発を受け、俺は彼女の乳房を下から掬い上げるように力を込めて愛撫した――つもりだった。
実際には、むにゅむにゅの乳肉に埋もれた両手が、もがくように乳内で蠢いたにすぎない。そして、そのわずかな抵抗に対して、マイカの乳房がもたらした快感のカウンターはあまりにも強烈だった。
俺が力を込めた分だけ、マイカの乳房は弾力を増して絶妙の感触を俺の手に返し、それでいて乳内に深く沈み込んだ10本の指はむにゅむにゅと抱き包まれて逃げることができない。
こうして10本の指と掌からもたらされる極上の快楽が脳内でスパークし、それが背骨を通って腰へ、睾丸へ、そしてビクンビクンと痙攣するペニスへと瞬時に伝達されるのだ。
-
「ほらほら、もっと私のおっぱいを責めてください」
「んああぁぁっ、す、すごいぃ、こんなのぉぉぉぉ!」
ニコニコと微笑みながら俺を見つめるマイカ。みっともなくよだれを垂らしながら乳房をもみしだく俺。
一見すると責められているのはマイカの方なのに、その実、一方的に快楽を注ぎ込まれているのは俺の方だった。
俺はなおも両手から乳責め技を繰り出し、それをマイカのおっぱいカウンターで倍返しされ、その快楽によだれをまき散らして悶えた。
それは脳が沸騰するような快感――だが、刺激を一切与えられないペニスは切なく脈を打つばかりで、一向に射精という出口を与えられなかった。
「あはああぁっ、マ、マイカ……もう……!」
「どうなさいました? もしかして射精したいのですか?」
俺の願望などすべてお見通しだとばかりに、マイカは挑発的な笑みを深める。
「それなら、さっきみたいにシコシコなさってはどうです? もう射精禁止の催眠は解いてありますから、いつでもお射精できますよ?」
「それは……む、無理ィ!」
「ふふっ、そうですよね。乳魔のおっぱいを揉んでしまった男の方は、みんなそうなるんです。おっぱいの感触でおちんちんは爆発寸前になのに、気持ちよすぎて両手が離せず、オナニーすらできない。ひたすらおっぱいを揉みながら、勃起したおちんちんをヒクつかせることしかできなくなるのです。くふふふっ、本当に男の人ってカワイイ♪」
「マ、マイカ、マイカぁ……ッ!」
俺はすがるような目で必死にマイカの名前を呼び、彼女の慈愛を乞うた。
「仕方ありませんね。では、私がこの手でおちんちんを可愛がってあげましょう。ただし、扱かれている間は、私から目をそらしてはいけませんよ」
マイカは子どもをあやすような柔和な笑顔で俺を見た後、すっと俺の股間に両手を伸ばしてきた。
――クチュリ。
「あひゃぁっ!」
たまらず素っ頓狂な声を上げてしまう俺。
それほどまでに、マイカのひんやりとした細い指がペニスに絡みつく感触は甘美だった。
今日初めて触れてもらえたペニスがビクビクと脈動し、先端からじゅくじゅくと歓喜の涙を流し始める。
熱を含んだ肉棒を優しくあやすように、そしてその形と固さを確かめるように、マイカの指は竿や亀頭をぬるぬると撫で回す。
「はぁん……素敵、こんなに熱くなって。いっぱい可愛がってあげたくなっちゃう……」
マイカの右手がゆっくりと上下し、ねちっこく撫で回すような愛撫を根元から先端までまんべんなく加えてくる。
さらに左手は、すでに射精に備えてフル稼働している睾丸をやわやわとマッサージし始めた。
その熟練しきった手技は、俺の下半身にたぎるマグマをぐつぐつと煮えたぎらせながらも、射精には至らない絶妙の力加減で俺を翻弄する。
悶える俺の顔をじっと見つめながら、楽しくて仕方ないとばかりに目を細めるマイカ。
「あ、ああぁぁ、おおぉぅ……! ぐっ、マ、マイカ……君は、一体……?」
「……え?」
「一体、な、何者なんだ……!? こ、こんな……うぐぅ……!」
俺は両手でマイカの乳房を夢中で揉み続け、股間の勃起を優しく撫で回される身悶えしながら、自分でも意外な問いかけを発していた。そして問われたマイカの方はもっと意外だったのだろう。愛撫を続けながらキョトンと目を丸くしている。
「何者って……私は乳魔ですが?」
「あぅ、そ、そうじゃなくて……こ、この手つきは、あはぁぁぁ……!」
「……あら、気づきましたか。ふふ、さすがですね。一流のBF戦士は、軽く前戯を交わすだけで相手の趣味嗜好や性癖を見抜くと聞きますが……」
そう感心したように語るマイカの愛撫が、心なしかねちっこさを増したように感じられる。
彼女の細い指がリング状になって、敏感なカリ首をキュキュッとスライドすると、俺は「あひぃっ」と不様な声で反応してしまった。
俺はそんなマイカの変幻自在の手淫に翻弄されながらも、その肉棒を弄ぶようなねちっこい手技から彼女の淫魔としての本性を感じ取っていた。
それは明らかに、これまで何人もの男を、何本ものペニスを弄んできた、底の知れない魔性を秘めた手つきだった。
-
「では、少し私の話をしましょうか……。ご存じのとおり、私たち乳魔は先の戦争では一度も前線に出ませんでした。理由は二つあります。一つは、もともと乳魔は争いを好まないからです。他の多くの淫魔たちが人間界に進出し、ジークさんたちと戦っている間も、私たち乳魔は淫魔界に留まっていました……」
「あうぅ……」
穏やかに語りかけるマイカにまともな返事もできず、乳房を揉みしだく感触と下半身に加えられる絶妙の愛撫に悶える俺。
しかしマイカはそんな俺を気にせず、じっと俺の目を見つめながら話を続ける。
「そして、もう一つの理由……それは、今あなたが察した通り。乳魔には戦いとは別の『任務』があったからです。その任務とは……捕らえた人間の『調教』です」
グチュッ!
「あ゛あ゛ああぁぁっ!」
またしても素っ頓狂な声を出してしまう俺。マイカの左手が唐突に、敏感な亀頭を強く握るように愛撫してきたからだ。
「あの頃……BFに負けて捕虜となった人間の戦士は、淫魔界へと連行されました。私は、そんな敗残の戦士たちに徹底的な快楽調教を施し、二度と淫魔に逆らえない搾精奴隷へと陥落させる調教師だったのです」
や、やはり……! ということは、俺は今……調教師の手で、調教されている……!?
「私は、ジークさんのようなBF戦士を、何人も、何人も、この手で調教してきたのですよ……ふふふふ」
「あ、あ、ああぁぁぁ……!」
ひときわ淫らな笑みを浮かべながら、なおもねちっこく俺の肉棒をぐちゅぐちゅと弄ぶマイカ。その手つきは彼女の経歴を如実に反映しているようだった。射精できないギリギリの快楽を一時の休みもなく与え続けながら、マイカは楽しげに俺に語りかける。
そして、俺はかつての仲間たちが目の前の女によって快楽奴隷へと堕とされたという事実を知っても何もできず、彼女の乳房を揉むことをやめられない。
「くふふ……ジークさんったら、私が元調教師だと話したら、おちんちんがビクビクと反応しましたわ。もしかして、私に調教されたいのですか? 淫魔界に連れ去られ、そこで奴隷調教を受けたいと想像しましたか?」
「ち、ちがう、こ、これはぁ……!」
「ふふっ、ジークさん。あなたの中には潜在的なマゾヒズムが眠っているようですね。いえ……ジークさんに限らず、人間の男はみんな、心のどこかで淫魔に支配されたいと思っているのです。淫魔のペットにされ、快楽で飼いならされ、惨めに射精するだけの存在になりたいとね。そう、こんなふうに……!」
「あっ? あ、あ゛あ゛あああぁぁぁぁッ!」
ぐっちゅぐっちゅぐっちゅぐっちゅ!
ちゅこちゅこちゅこちゅこ!
マイカがひときわ挑発的な笑みを浮かべたかと思うと、直後に下半身を強烈な快感が襲った。
竿を上下する手の動きが一気に加速され、根元から搾り出すような手つきに代わると同時に、睾丸を愛撫していた方の手が亀頭に移動し、その敏感な先端をぐりぐりと撫で回す!
「さあ、私のおっぱいを揉みしだきながら、思う存分射精なさい!」
「ひぃ、も、もうダメェ! イクぅぅぅぅ〜〜〜〜!!」
どぷどぷっ、びゅくびゅくびゅくびゅく、びゅるるる〜〜〜!
「ああぁん、あっつい……二回目なのに、こんなに濃ゆいお精子が……」
本気を出したマイカの手技に俺のペニスはたちまち白旗を上げ、濃厚な精液をその両手に捧げてしまった。
俺はマイカの乳房を両手でつかんだまま、腰を痙攣させて大量の精を放つ。
マイカはなおも責め手を緩めず、許しを乞うようにビクビクと吐精するペニスを執拗に苛め抜く。
片方の手で下から上へ搾りだすように竿をしごき、放出される白濁液をもう片方の手で受け止めながら、収縮する亀頭を圧しつぶすように愛撫する。
「あはっ、まだ出てる……いいですよ、最後の一滴まで搾りとってあげますから」
「あひっ、あひあぁぁっ、ああ゛ぁっ……!」
そのあまりにも執拗な手技に悶絶させられ、俺はされるがままに精を放ち続けたのだった。
(つづく)
-
前回の感想を下さったみなさん、どうもありがとうございました。
何とも長ったらしい文章になってしまって申し訳ありません。
今回もほとんど話は進展していませんが……。
一応、一通りの話の流れは考えてあって、プレイ内容もちょこちょことメモ書きしてあります。
なので、こんな感じでなるべく数日置きに更新していきたいと思います。
よろしくお願いします。
>>211
感想ありがとうございます。
体だけじゃなく心まで籠絡していくような描写にこだわった結果、プレイ内容そのものがほとんど進まなくなってしまいました。
どうも自分の文章は冗長になりすぎるので、もっとスピード感を出したいところです。
>>212
バックやストーリーがあった方がエロが際立つかなと思いまして、いろいろ設定を考えてみました。
今後もサーラとかレンはちゃんと話に絡めるつもりですので、楽しみにしていただけたらと思います。
>>213
やはり乳魔ものですので、おっぱいを使った独特のプレイをいろいろ考えていきたいと思います。
他にも読んで下さった方々、今後もコンスタントに上げていくつもりですので、よろしくお願いします。
-
乙です!調教師っていう肩書きで興奮させるのいいなぁ
さらに手コキスキーなので好みの展開でした
これからどんなストーリーになるのか楽しみです!
-
「ふふふ……一流のハンターといえど、乳魔のおっぱいの前では他愛ないものですね。ほら、こんなにたくさん……」
へたり込む俺の眼前に、マイカはどっぷりと精液が付着した両手を見せつけてきた。
彼女の手技に屈服し、なすすべなく放出してしまった、信じられないほど大量の精液――その惨めな敗北の証を目の前に突き付けられて、俺は屈辱とともにゾクゾクとした愉悦を覚えてしまう。
そんな俺に流し目を送りながら、見せつけるように両手の白濁を舐め取ると、マイカは立ち上がって短い魔術を詠唱する。そうして体中に付着した精液をすべて吸収したマイカは、足元でへたり込む俺を嫣然と見下ろした。
「……それにしても、私の経歴に勘づくとはさすがですね。ゆっくり時間をかけてじわじわ堕とすつもりでしたが、これは早めにカタにはめておいた方がよさそうですね」
意識がもうろうとしたままの俺は、彼女の言葉を深く考えることができない。
「では……今日の仕上げとして、ジークさんの心をおっぱいで支配してあげましょう」
そう言って、マイカはへたり込む俺の背後に回った。
「え……? あっ、あはあぁぁぁぁ……!」
何をされるのか――そう思って振り向こうとした俺は、突如背中に感じた感触に声をあげた。
むにゅりと柔らかい弾力に満ちた双つの球体が、俺の背中に圧し付けられている――これは、この感触は、マイカのおっぱい――!
「ほぉら、いかがです? 背中がとろけそうなほど気持ちいいでしょう? もっと感じてください、私のお・っ・ぱ・い♪」
「あ、ああぁ……っ!」
耳元で囁かれ、脳が痺れるような愉悦感に襲われる。背中にムニュムニュと乳房を圧しつけられながら、彼女の甘い声色で「おっぱい」と囁かれ、俺の脳内がたちまちピンク色に染まっていった。
股間では早くもペニスが勃起を回復し、次の絶頂をビクビクと待ちわびている。
「ほら、もっと楽にしていいですよ? 力を抜いて私に身を預けるのです。それと、お股をもっと開いてください、そそり立つおちんちんを私に捧げるように……ふふっ、そうそう……ふぅ〜〜っ」
「あはぁっ! こ、これぇ……」
み、耳っ、耳に息を吹きかけられた……! 気持ちいい……
「ふふっ、ゾクゾクするでしょう? お耳を性感帯として開発してあげましょうか? れろれろ、ちゅるるっ、ちゅぱちゅぱ……」
「あっ、ああぁ、あああぁぁぁぁ……!」
耳たぶを口に含んだり、穴の中に舌先を入れてきたりと、マイカは変幻自在の耳舐めで俺を翻弄した。ちゅぱちゅぱといやらしい音を立てられ、脳内まで犯されているような気分になってくる。
時折、彼女の吐息がふーっと耳に吹きかけられ、そのたびにゾワゾワとした快感が背筋を駆け上がった。
(ああっ、なんで……? 俺は、耳責めなんかでこんなに……)
「では、このあたりはどうでしょうか?」
さわさわ……さわさわ……
「あっ、あはあぁぁぁぁ、だ、だめぇ……!」
今度はマイカの両手が俺の上半身を這い回る。
繊細な指先が脇腹や胸、首筋、脇を優しくくすぐり、その絶妙の指使いに俺は鳥肌を立てて感じてしまう。
おかしい――俺はBF戦士として、淫魔のあらゆる責めに耐えられるよう、防御力も鍛え抜かれているはずだ。なのに、なぜこんなにも――!?
「ふふっ、驚きましたか? これも乳魔の特殊能力の一つですよ。こうして乳魔のおっぱいを体のどこかに押し付けられると、男の人は快感神経がむき出しになってしまうのです」
「なっ……!」
「ジークさんは一流の戦士ですから、きっと厳しい訓練を積んで、全身の快感耐性も鍛え上げてきたのでしょうね……。でも、そんな涙ぐましい努力も、乳魔のおっぱいの前ではまるで無意味。一瞬で防御力ゼロに剥かれてしまうのです。くふふふっ……背中におっぱいを押し付けられているだけで、あなたは身も心も私に支配されてしまうのですよ」
俺の耳元でいかにも楽しげに語るマイカ。
愕然とする俺をよそに、マイカは両手の人差し指を俺の左右の乳首のまわりでくるくると這い回らせた。
「おまけに、この状態で愛撫されると、その箇所はどんどん性感帯として開発されてしまうのです。こんなふうに……」
「あひゃあっ!」
ぴんっ、と弾かれる両乳首。その瞬間、痺れるような鋭い快感が走り、俺はみっともなく声を上げて顎をのけ反らせてしまった。
「あはっ、いい反応ですね。乳首で感じるのは初めてですか?」
-
「あうぅぅぅ……」
マイカの指でたった一度弾かれただけで、俺の両乳首はピンと勃起してしまった。そこには切ない疼きがジンジンと残り、さらなる刺激が欲しくてたまらなくなってしまう。
「ふふっ、ジークさんの乳首は後でじっくりと開発してあげますよ……でも今は、ココの開発はおあずけです」
そう言ってマイカは、俺の上半身から指を離してしまった。そして、今度は彼女の手が俺の顎にそっと添えられ、くいっと横を向かされる。
「性感帯の前に、ジークさんの心を開発してあげますわ。んちゅ……」
「んんっ!?」
突然、唇を奪われ、ぬるりと柔らかな舌が俺の口内に侵入してくる。
「ちゅぷ、ちゅる、れろれろ、れろれろ……ちゅるるる……」
「んんぅ、んん〜〜〜!」
(なに、これ……あ、甘い……とろけるぅ……!)
「ちゅぱっ……ふふふ、どうです? まるでファーストキスのようでしょう? もっとしてあげますよ、ちゅぷっ、ちゅるるる……」
恍惚状態の俺にさらなるキス責めを加えるマイカ。
俺の舌は再び彼女の舌にからめとられ、たっぷりと可愛がられる。さらには催淫効果を含んだ淫魔特有の甘い唾液をトロトロと流し込まれ、俺はなすすべもなくそれを嚥下してしまう。
キスを使った攻め合いはBFの基本であり、もちろん俺も相手を責める手段としてのキス技は十分すぎるほど身に付けている。だが今の俺は、舌にも唇にも顎にも力が入らず、頭をマイカに預けたままされるがままにキス責めを受け、そのことにかつてないほど多幸感を覚えていた。
さらに、極上のキス責めが続く間も、背中に圧しつけられたおっぱいはグニュグニュと形を変え、甘い快感を送り込んでくるのだ。
「ちゅるっ……んふふ、うっとりしちゃって……もうすっかり私の虜ですね」
「んあぁぁ……」
完全に手玉にとられている――それがわかっていても、抵抗する気がまったくおきないほど、おっぱいを圧しつけられながらのキスは天にも昇るような快感だった。そんなキスをくれたマイカのことが、愛しくてたまらない。
「ちゅぱっ……ふふふ、もう下の方も限界のようですね。では、そろそろトドメを刺してあげましょうか。あなたのタマタマに残った精液を、一滴残らず搾り出してあげます」
そう告げられて、すでに限界まで勃起したペニスがビクンと反応する。すでに二回も、それも尋常ではない量の精を放った後だと言うのに――。
「でも、その前に、ジークさんには約束してもらいたいことがあります……」
「ふぇ……?」
耳元でねっとりと囁いてくるマイカ。
「ジークさん……あなたはこれから、何度も、何度も、私のおっぱいを求めてこの部屋に来ることになります。そして、私の手で、私のおっぱいで、身も心も徹底的に調教されていくのです。でもあなたはそれに抗うことはできません。逃げることも、刃向うこともできず、おっぱいの淫獄にはまっていくのです……」
マイカの言葉に俺のペニスがビクンッ、ビクンッと反応し、先端から透明の汁を飛ばす。
「あなたはもしかしたら、これから私に警戒心や違和感を抱くかもしれません。しかし……いいですか? 私のこと、乳魔のことを、絶対に淫魔ハンター協会に報告してはいけません……乳魔の力が教会側に知られてしまうと、警戒されてしまいますからね。私たちは静かに暮らしたいのです」
「う、うぅ……!」
耳元に囁かれるマイカの言葉が、俺の脳内に深く深く刻み込まれていく。
「ジークさん。いいですか? 次回のプレイは三日後です。また同じ時間に、この部屋を訪ねてください。ただし……次に会うまで、ジークさんの射精を禁止します。オナニーはもちろん、奥様とのエッチも許しません」
「なっ……」
俺は快感で脳を痺れさせながらも、マイカによって一方的に突きつけられる要求に戸惑いを覚えてしまう。
「……ああ、奥様のことでしたら心配はいりませんよ。実は、私とサーラさんの間で事前に話はついているんです。ジークさんには今日から三日間かけてじっくりと精を溜めていただいて、次回その熟成された精液を私が味わう約束です。サーラさんはその間ジークさんの精を吸えない分、今日うちの主人から三日分の精を搾り取っているはずです」
つまりマイカとサーラは、俺とレンの精液を三日分づつトレードするというわけか。
-
「い、いつのまに、そんなことを……?」
「この前、初めてサーラさんとお会いした時ですよ。少しお話してすぐ意気投合して、今回のスワッピングに同意したのです。ともかく、あなたには三日間、奥様を抱くことを我慢してもらいます。まあ、あなたが求めてもサーラさんが応じてくれないでしょうけど。約束事はきちんと守るのが、洗練された上級淫魔の嗜みですからね。あとは……」
「え……?」
「あとは、ジークさん。あなたが三日間、ちゃんと射精を我慢することです。オナニーは禁止、もちろん他の女とすることも許しません。それと、さっきも言いましたが、私のことを絶対に協会に報告しないこと。これから私に何をされようとも、です。これが守れないなら、もうこの関係は終わりにしますから」
「ま、まってくれ! 守る、ちゃんと守るから……!」
「では、私のおっぱいに誓ってください」
「ち、誓う……マイカのおっぱいに誓って、今夜から三日間は絶対に射精しないっ! それに、絶対に協会には報告しない! マイカが何をしても絶対に……!」
「ふふっ、えらいですねジークさん。私……あなたのこと、とても気に入りました。これから、じっくりと時間をかけて、いっぱいいっぱい可愛がってあげます。そして乳魔のすべてをあなたの心と体に教え込んであげますわ……うれしいでしょう?」
「あぁっ、う、うれしい……!」
「では、私との約束……ちゃんと守れますね?」
「ま、守る……!」
「はぁい、よくできました♪ では、たっぷりとご褒美をあげましょうか。コレを使って……」
そう言って彼女が近くの棚から取り出したのは、透明の液体が入った小瓶だった。
蓋をあけ、とろりとした粘液上の中身を自らの掌にたっぷりと垂らし、それを俺の目の前でぐちゅぐちゅと泡立てるように揉んでみせる。
「特製のローションです。これでぐちゅぐちゅのどろどろになった両手で、ジークさんのおちんちんをたっぷりと可愛がってあげます。ふふっ、ただでさえ快感神経がむき出し状態なのに、こんなので責められたらどうなっちゃうのかしらねぇ? もちろん、一度や二度の射精では終わりませんよ? タマタマが空っぽになって空撃ち状態になるまで、一時も休まず責め続けます」
「う、うああぁぁ……!」
彼女の両手の間でにちゃあとローションが糸を引く。俺はその光景に、今から自分のペニスに与えられるであろう快感を想像し、身を震わせてしまう。
「いいですか? ジークさん、私がおちんちんを責めている間、あなたは絶対に目をそらさず、それを見つめ続けるのです。今まで何人もの淫魔をよがり狂わせてきた自慢のペニスが、私のローション手コキでグチュグチュに蹂躙されるところを、目に焼き付けるのです。いいですね?」
マイカの言葉に逆らってはいけない――俺はそんな感情に駆られて、彼女の言われるままにコクコクとうなずいてしまう。
「いい子ですね。では、たっぷりと味わいなさい……ほぉら!」
ぐちゅり!
ぢゅっくぢゅっくぢゅっくぢゅっく!
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!
限界まで勃起したペニスに、ローションまみれのマイカの両手が襲い掛かった。両側から挟みこむようにペニスを捕らえ、そのまま肉棒を揉みつぶすように両手をシェイクさせる!
「あ、あ、あひいいぃぃぃぃ!」
たまらず快楽の悲鳴をあげ、体をのけぞらせてしまう俺。
感度を増したペニスに与えられる極上の快楽に、たちまち昇天しそうなほど追い詰められてしまう。
「あはっ、いい声ですねぇ。その声が聞きたかったのですよ。ほぉ〜らほらほら、目を見開いてよく見るのです。自分のおちんちんがどんな目に遭わされているのかを!」
「あ、ああぁっ、こんなあぁぁぁぁぁ!!」
ローションまみれの10本の指が、妖蛇のように身をくねらせてペニスにからみつき、ぐちゅぐちゅと泡を立てながら上下にしごく。
敏感な亀頭部分は掌でたっぷりと撫でまわされ、さらにはドアノブをひねるような手つきでたっぷりと苛め抜かれる。
カリ首にもリング状になった指が食い込むように当てられ刺激される。
壮絶な手技に、なすすべもなくビクビクともがく俺のペニス――その光景に、俺はさらなる快感を覚えてしまい、背骨を快楽の稲妻が走った。
-
「あ゛あ゛ああぁぁっ、イ、イグゥゥゥゥーーッ!!」
ドピューーーーーーーーッ!!
俺の下半身がとうとうマイカの責めに降参した。ペニスから放たれた白濁液はきれいな放物線を描き、優に1メートル以上も先まで放出される。
「あはっ、すごい射精量ですねぇ? でも、まだまだ終わりませんわよ。もっともっと徹底的に搾りつくしてあげますわ、ほぉ〜らほらほら」
「お、お゛お゛お゛おぉぉぉっ、も、もうやめ、あああぁぁぁ……!」
どぴゅどぴゅ、どぷどぷどぷどぷ、と断続的に精を漏らす俺のペニス。だがマイカの両手は一向に休む気配を見せず、イキっぱなしの肉棒をさらに容赦なく責める!
後から後から射精感がこみ上げ、それをぐちゅぐちゅと搾り出すマイカの手技。
イってもイっても終わらない、延々と続く射精に、俺は悶絶するしかなかった。
ぐっちゅぐっちゅぐっちゅぐっちゅ
どぴゅんどぴゅん、どくどくどくどく……
そうしてようやく射精の勢いが弱まる頃、俺の意識は急速にホワイトアウトしていった。
「ふふふ……これでジークさんの脳内には、私のおっぱいの感触と、私に搾精される快感が刻み込まれました。もう、絶対に逃げられませんよ……ふふふ、そろそろ意識を保つのも限界のようですね。どうぞこのまま私に身を預けて、ドクドクと射精しながら失神しなさい……」
遠のく意識の中、マイカが優しく囁く声が聞こえた気がした。
◆ ◆ ◆
「……ん……」
どれくらい眠っていたのか、俺は柔らかなソファの上で目を覚ました。
「あら、お目覚めになりました?」
ティーポットを手に持ったエプロン姿のマイカが微笑みかけてきた。
ああ、そうか。俺はさっきまで、寝室で彼女と……。
「もう、こんな時間か……」
「今、お茶を入れますから、おかけになってお待ちくださいな」
「ああ……いや、せっかくだがそろそろ失礼させてもらうよ。レンも帰ってくるだろうし」
「あら、主人のことでしたら、お気になさらないでよろしいのに。よかったら夕ご飯もご一緒しませんか?」
「いや、こういう行為の後じゃ、さすがに気恥ずかしいな……」
マイカは、そうですか、と少し残念そうに答えてから、ニッコリと柔和な笑みを浮かべた。
「……ジークさん。今日はとても楽しかったです。素敵な時間を、ありがとうございました」
穏やかで優しい、母性と気品のあふれる笑顔は、まさに貞淑な妻といったイメージで、さっきまでの淫らな表情はすっかり消え失せていた。
「でも、つい興奮して少し悪ノリをしてしまいました。大変失礼なことを多々申し上げましたが、あくまでプレイの一環ですので、どうかお許しください」
そう言って丁重に頭を下げてくるマイカ。
プレイが終わればごく普通の主婦――そんなマイカを見て、俺は大いに安心した。
なにしろさっきまでのマイカは正真正銘の調教師だったし、俺は彼女の責めによって戦士としての沽券にかかわるほど醜態をさらしてしまったのだ。これが本気のBFだったら、再起不能の惨敗だと言っていい。
だが終わってみれば、あくまでも遊びだったというわけだ。
何というか、手の込んだイメクラを楽しんだ後のような気分だった。
ただ――
「マイカ……ひとつ聞きたいんだが、乳魔という種族はみんな、君と同じくらいの力をもっているのか?」
マイカの実力は間違いなく本物だ。こんな乳魔たちが本気のBFをやれば、人間の淫魔ハンターなど誰一人歯が立たないだろう。それはまぎれもなく、人間にとって潜在的な脅威と言えた。
「そうですね……多くの乳魔は私と同等かそれ以上の実力を持っています。でも、乳魔はみな争いを好まない温厚な性格ですし、何より非常に数の少ない希少種ですので……人間と淫魔とのパワーバランスを崩すようなことはないと思います」
マイカはどうやら俺の懸念を理解したようだ。
「ちなみに今、人間界で暮らしている乳魔は私を含めわずか10人ほどです。全員、平穏に暮らしておりますわ」
「そうか、それならいいんだ。いや、すまなかったな……君たちのことを危険な種族のように言ってしまって」
「いいえ、ジークさんが心配されるのも当然ですわ。人魔間の調和を守るのがお仕事ですものね」
そう言って優しく微笑むマイカは、不肖の後輩にはもったいないほどの良妻そのものだった。
「では、……また三日後を楽しみにしておりますわ」
そんな声を背中に聞きながら、俺は手早く身支度を済ませて部屋を出た。
-
「あっ、あなたー! たっだいま〜!」
ちょうどマイカの部屋を出たところで、サーラの弾むような声がした。
振り向くと、そこにはいつになく上機嫌な顔でこちらに手を振るサーラと、その脇に抱えられるようにふらふらと歩くレンがいた。
「しぇ、しぇんふぁい……」
ゲッソリと頬をこけさせ、立って歩くこともままならないレン。対してサーラの方は、いかにもリフレッシュした表情で、心なしか肌の艶まで増しているように見える。
「サーラ……お前な。レンはBF戦士じゃなくて一般人なんだから、あんまり搾り過ぎるなと言っただろう」
「だって〜。レン君ってば、すっごく可愛い声でアンアン鳴いて、い〜っぱい出してくれるんだもん。あんまり可愛いから、こっちもついつい悪ノリしちゃってさー」
「い、いいんれふ、しぇんぱい……ぼ、僕が、おねだりしたんれす……」
呂律の回らないレンがサーラをかばうと、サーラは満足げな表情を浮かべ、まるで愛玩ペットを愛でるような手つきでレンの頭を撫でた。
どうやら、レンという真性のM男を相手にしたおかげで、サーラも久々に上級淫魔としてのプレイを楽しめたようだ。まあ、夫の俺としては少々複雑な気持ちだが。
「それじゃまた三日後にね、レン君♪」
「は、はい……! れは、ジーク先輩、失礼しまふ……」
そう言って頭を下げ、レンは妻が待つ部屋へと帰って行った。
そして俺とサーラも連れだって自室に戻った。
「で、マイカの方はどうだった?」
「あ、ああ……こっちはまあ、それなりに楽しめたよ」
「もしかして、マイカの巨乳にヒィヒィ言わされちゃったとか?」
「ば、ばか! そんなわけあるか」
キッチンで夕飯の支度をしながら、鼻歌まじりに問いかけてくるサーラに、俺はギクリとしながら空っとぼけた言い方で返した。さっきまで、隣の部屋で俺がどんな責めを受け、どんな痴態をさらしていたか……そんなことは口が裂けても言えない。
俺と妻との夫婦関係を支えているのは、もちろんお互いの心からの愛だが、その前提として、かつて俺が淫魔ハンターとしてサーラをBFで打ち負かしたという事実があった。誇り高い上級淫魔が、自分より弱い男の妻になることなどありえないからだ。
その意味でも、俺がマイカの乳房にさんざん翻弄され、一方的にイかされまくったことなんて、妻には絶対に知られるわけにはいかなかった。
「なーんてね。実はさっき、帰る途中に電話でマイカから聞いたんだ。『今日は大満足です。さすが一流の戦士ですね』だってさ。乳魔にここまで言わせるなんて、やるじゃない」
「お、おう、そうか」
どうやらマイカの方は、あいまいな言い方でうまくごまかしてくれたようだ。
「で、次の予定は三日後よね? ちゃんとマイカのために溜めておいてあげなよ」
「お前はいいのか?」
そういえば、結婚してから俺は一日も欠かさずサーラを抱き、淫魔にとっては上質で美味だと言われる精液を毎晩、彼女の膣や口に注いできた。
もちろん、プレイ内容はいつも俺が“攻め”でサーラが“受け”。それでサーラも満足できるだけの精を得られるので、かつてのように何人もの男を犯して精を貪る必要もなく、結婚してからは至って平穏な生活を送ってこられたのだ。
「あたしは大丈夫よ。今日はレン君からたっぷり搾り取ったから。あの子ね、精の濃さや味はあなたに劣るけど、射精量はすごいのよ。おまけにものすごい絶倫でさ。ホントに何回でも搾れちゃうの。なんか乳魔に調教された男って、みんなああなるみたいよ。まさに淫魔のための射精ペットってやつ?」
「え……」
乳魔の調教は、男を強制的に絶倫化させるというのか。なぜか一瞬、背筋がゾワと震えた。
「ま、とにかくあたしの方は三日どころか一週間はご無沙汰しても平気だから、あなたは気にせずマイカの分の精液を三日間かけて熟成させるといいよ。うふふっ、楽しみだな〜……レン君、次はどんなふうに虐めてあげようかしら♪」
そう言って目を輝かせる妻の横顔は、かつて彼女が人間に恐れられた上級淫魔だった頃のまなざしとよく似ていた。
「……サーラ?」
妻の中で、何かが目覚めようとしている――そんな漠たる予感を頭の片隅に覚えながらも、俺は疲れ切っていたせいかそれ以上深く考えることをしなかった。
(つづく)
ようやく1日目が終わりました。
いつも長ったらしい上になかなか話が進まなくてすみません。
感想など頂けましたら幸いです。
>>220
なんというか、淫魔の調教師ってイイですよね
話はなかなか進まなくて申し訳ありませんが、ちょくちょく更新していきます。
|
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板