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BFS

131121:2008/04/18(金) 18:22:33 ID:Eu5SMDkw0
女は即座にミユの肩を掴んだ。
少女は女の挙動に不思議そうな表情を浮かべながら此方を見ている。

「出るわけが無いだろう!」
「……。 え?」
「可愛らしく小首を傾げても駄目だ」
「え、いや、だって。 私見たんですよ! 兄が夜中に練習してるのを!

『あー、なんか今なら出せそうな気がする。
 なんかこう、波が。 波みたいなのが』

 っていって構えとかとってるのを!」
「試合前に何をやっているんだアイツは……!」

そして何を見られているんだ、と頭を抱えてうめく女。
それを見て、ミユははっと表情を改めた。
さも衝撃の事実だといわんばかりに驚き、叫ぶ。

「……もしかして。 出ないんですか、波!?」
「出ない! ギャラクティカピストンも無い!!」
「えー!? じゃあブーメランファックも……!?」
「BF舐めるな!!」

女のツッコミにミユは愕然とした表情で天を仰いだ。
そして不意に正面を見やると、手をぐるぐる回しながら叫んだ。

「逃げてー! 兄さん逃げてー!」
「ど、どうしようもないな……」

ぐったりとしながら、顔に手を当てて呻く。
視線を試合に移せば、その流れは佳境へと移っているのがプロである彼女には見て取れた。
そして、と。女は思う。
ナオヤの真の武器は不屈の闘志。折れないペニスではなく、折れない心。
それだけは間違いではないだろいう。
そう思いながら、一人ごちる。

「――――たとえ敗北したとしても、そこからが貴様の本領だろう。失望させてくれるなよ、『デビルスピナー』ナオヤ」

ばさり、と。
肩にかかる流麗なる髪を払いあげ、女は告げた。

「お前を真に討ち果たすのは、この私なのだから」


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