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AA研究部

212誘導少女ペリドット ◆YUDOSPeri.:2014/12/02(火) 02:06:17
 ・AAに出来ること/出来ないこと
これまで装飾する対象がAAであることをあまり意識しないまま話を進めてきましたが、ここではそのAAに着目していきます。
【AAに出来ること】
何かと制限の多いAAですが、工夫次第で様々な線を引くことが可能です。AA化し易いようにイメージを浮かべたり変形させたりすることも時には必要ですが、
特に初めは自由な線をイメージした方がのびのびとした装飾をイメージし易くなると思います。
【AAに出来ないこと】
AAに出来ないことを考えて最初に浮かぶのが、絵相当の緻密な表現です。文字の形状を利用して小道具に見立てるテクニックこそ存在しますが、
基本的にAAは細かい表現を自在に扱うには向いていません。装飾も同様で、どちらかと言えば大きくシンプルな装飾のほうが綺麗に作り易いです。
勿論細かい装飾も不可能ではありませんし、実際に緻密な装飾を全面に施して圧倒的な存在感を放つAAを作られた方々もいらっしゃいますが、
特に慣れない間は単純な装飾をイメージしてから徐々に細かい飾りを追加していくほうが結果として高い満足感を得られると思います。
それに少なくとも、装飾は緻密な程良いというものではないと私は考えています。
また、AAが抱える制限の中でもとりわけ装飾に影響するのが色と密度の問題です。AAでは白黒以外は言わずもがな、灰色から黒までの色も再現が困難です。
まず、2dotの白い行間が濃い色を再現する上で非常に厄介な存在となっています。加えて、最初からシルエット的な表現を前提としているAAならばともかく、
わずか1dotの線とそれに囲われた白い面で構成されている多くのAAでは、黒に近い色が入るとそこだけ浮いてしまうリスクが非常に高くなります。
これは、AAを引き立てるという装飾の目的とは真逆の効果を生みかねないということを意味します。
従って、後述の対策次第でリスクを軽減することも可能ではありますが、基本的には白から灰色までが装飾で無理なく使える色ということになります。
次に、AAでは縦線を引く際に必ず2dotの行間を挟む為、必然的に線がぶつ切りになってしまいます。実際にはこれに加えて点系の線や省略表現が使われるので、
更に線の密度が薄くなってしまう訳です。そして、このことがAAを装飾する際の大きな壁になります。装飾には明確な元絵が存在しない為、
元のAA以上に思い通りの線が引けてしまいがちなのです。これはつまり、行間2dotを覗いて最低限の隙間しか挟まない、
密度の高い線も引けるということになります(例:罫線)。このことは元のAAが持つ線の密度が低い程問題になります。元のAA以上に装飾が目立ってしまうからです。
では、そのようなAAでは装飾は使えないかといえばそんな事はありません。先述の色の問題と同様、こちらにも対策が存在するからです。
ただし、元のAAが持つ線の密度が低い程、自然な装飾のバリエーションが小さくなるという傾向は変わらないと思います。
そのようなケースでは、薄い濃度でもあまり違和感のない、柔らかい装飾を中心にイメージされることをオススメします。
さて、上の色と密度の問題には共通した対策があります。それがフレームです。ここでいうフレームとは、元のAAを線で囲うことで出来る枠のことです。
装飾パターンの上に真っ白な台紙を貼って、その上に元のAAを配置する様子をイメージすれば分かり易いかもしれません。
この方法を使うことで元のAAと装飾は見かけ上完全に分離され、それぞれ自由な表現を楽しむことが出来ます。
更にフレーム(台紙)そのものにも適度に装飾を散らすことにより、元のAAと装飾の間に一体感が生まれ、とても自然な形で一枚絵に見立てることが可能なのです。
ただし、この方法で綺麗に見せるにはフレームの線をしっかり揃えることが重要です。
つまり、枠外の装飾と元のAAとの一体感が失われない程度の距離感を保ちつつ、元のAAの両側に線を揃えることになります。
フレームに散らす装飾をdot調整に活用する、或いはdot調整が得意な線をフレームに使うといった対策が取れるので意外と負担は大きくないですが、
元のAAとフレームの間に最低限の余裕(空間)はあったほうが無理なくdot調整出来ると思います。イメージする際にはその点も意識しておくと良いでしょう。
更に、発展形としてフレームを部分的に使うという方法もあります(↓こんな感じ)。
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/computer/42912/1292042983/314


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