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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
174
:
3/6
:2011/10/14(金) 00:57:58 ID:???
「そうだな、子供は二人くらいほしいな」
「何の話じゃっ!?」
「まあとにかく、入ろう」
「わ、わわっ! ひ、引っ張るでない!」
自動ドアに念力を送ってドアをこじ開け、店内に入り、レジの前へ行く。
「……む? な、なんじゃとおおおおお!?」
しかし、運命の神は俺たちに微笑まなかったようだ。
「あの。ひょっとして、あんまん売り切れですか?」
店員さんは申し訳なさそうな顔をしながらうなずいた。
「ふむ。しょうがない、帰るか、まつり……まつり?」
まるでこの世の終わりのような雰囲気をまとわせ、力なくうつむいているまつり。そんな食いたかったのか。
「んー……あの、すいません、これください」
「ぬ……?」
店員さんに包んでもらい、レジで清算して店を出る。
「のう、のう。何を買ったのじゃ?」
俺の手をくいくいと引いて、まつりが訊ねる。
「ん、ああ。これこれ」
「ぬ? ……これは? 肉まん、かの?」
「あんまんがなかったからな。何もナシってのも寂しいし。一個しかないけど、よかったら食え」
「……ふ、ふんっ! わらわはあんまんが食べたかったのじゃ! こんなの食べたくないのじゃ!」
「そっか。残念だ」
「……で、でも、どーしてもわらわに食べてほしいのなら、食べてやらなくもないのじゃよ?」
チラチラと俺を見ながら、まつりが虚勢を張る。
「な、なんで笑うのじゃ!? 今日も貴様はしつれーなのじゃ!」
「いや、なんつーか……もう逆にそこがチャームポイントにしか見えねえ。しょうがない、結婚するか!」
「す、するわけないのじゃっ! どーして貴様はすぐにわらわに結婚を申し込むのじゃ!? と、とっても不愉快なのじゃ! ぷんぷんっ!」
まつりは顔を赤くしたままそっぽを向いた。もっとちゃんと叱ってほしいものだ。
「いやはや。とにかく、お前のために買ったんだ。できれば食ってほしいのだけれど」
「……そ、そこまで言うなら食べてやるのじゃ。……と、特別なのじゃ!」
「そいつぁありがたい。んじゃ、ほい」
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