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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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〜〜〜〜〜
「ほら!満月だよ満月ー!」
「わかったわかった。前見て歩け街灯ないんだから、転ぶぞ」
「大丈夫だよ〜。ここら辺車も少ないし〜」
真っすぐな住宅街の道をクルクルと回りながら楽しそうに歩く梓。
あれから10分もすると、梓はもう元気になっていた。
「呑気なもんだな……」
あの男との対峙もそうだが、あんなに大胆というか、思い切ったことを俺がするなんて……。
――『俺の』です――
「恥ずかしい……」
「なーに顔赤くしてんの?」
目の前で立ち止った梓が楽しそうに見上げてくる。
しかし、俺と目が合うと、すぐに目をそらした。
「? どうした?」
「あーああー、うん。えー……っと。あの、さ」
「うん?」
近付いてくるトラックのライトで、梓の顔がだんだん見えにくくなる。
「さっきは、なんか……助けてくれて、あり、がと」
「……おう」
「な、なんか……はずかしー!!」
「ばっ……!!」
住宅街の狭い道。
いきなり振り返って走りだそうとする梓。
そこそこのスピードで近付いて来るトラック。
「え?」
「梓!!」
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