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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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〜〜〜〜〜
そして夜。
俺は未だに教室にいた。
「…………ふう」
さっき校内の自販機で買ってきたコーヒーの残りを飲み干す。
うちの学年の教室棟は図書館と向い合せになっていて、様子がよくわかる。
電気がまだ点いているところを見ると、相当長引いているのだろう。
携帯で時刻を確認すると、すでに午後7時を過ぎていた。
「それにしてもなっげーなあ…………」
遅くなるとは聞いていたが、ここまでとは思わなかった。
一旦帰ってから迎えにくればよかったと少し後悔したとき、図書館の電気が突然消えた。
「さてと……」
空き缶をゴミ箱に捨ててから、俺は昇降口へと急いで向かった。
〜〜〜〜〜
昇降口に着くと、梓と、もう一人男がいた。
遠くからでよくわからないが、男がなにやら梓に詰め寄り、梓は少し怯えているようだった。
俺は急いで駆け寄り、声をかけた。
「梓、今終わったのか?」
「あ……!タカシ!」
パッと顔を輝かせて、梓が俺の方へ駆け寄って来る。
すると梓に詰め寄っていた男が不機嫌そうに話しかけてきた。
「ちょっとちょっと、なんなんだよ。梓ちゃんは俺と帰る約束してたんだっつーの」
男が手を伸ばして梓を捕まえようとする。
俺はそれから庇うように梓の肩を抱くと。
「すんません、梓は俺と帰る予定だったんすよ。いつもそうですし、今日も委員会が終わるまで待ってたんです」
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