レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
-
『むう…… フ、フンだ。時事ネタだからって偉そうに使っちゃってさ。もういいわよ。
別に、アンタなんかに喜んで貰わなくたっていいもん』
「そう言いながら、座るんだな」
『何よ。立ってるの疲れたから座っただけでしょ。悪いの?』
「いや、別に。それより、そろそろだな……」
『そろそろって……な、何がよ?』
「いや。だから、停電」
プツッ……
『きゃあっ!!』
「ありゃ? 言ったそばから来たか。ところで、かなみさん」
『……な、何よ?』
「今さ。電気消えた瞬間、悲鳴上げなかった?」
『そ……そんな事ないわよ。気のせいでしょ?』
「じゃあさ。何で俺の手に縋り付いてるわけ?」
『……だって、暗いんだもん。こうやって触ってないと、アンタがどこにいるかよく分
かんないし……』
「別に、真っ暗っつったって、完全な闇ってわけじゃないじゃん。まあ、外からの光も
いつもに比べると異様に暗いけどさ」
『でも、暗いじゃない。べ……別に、怖いって訳じゃないけど……でも……』
「でも……何?」
『うっ……や、やっぱり何でもないっ!!』
「何だよ。変な奴」
『う……うるさいわねっ!! バカ……』
『(言える訳ないじゃない…… こうやってると、タカシの存在を感じられて、安心出来
るなんて……恥ずかしくって……)』
「ところで、かなみさ。寒いのか?」
『へ……? な、何でよ……?』
「いや。何か震えてるからさ。それとも、真っ暗で怖いから?」
『違うわよっ!! 全く、アンタもしつこいんだから。そうね。ちょっと……寒いかな』
「じゃあさ。悪いけど、ちょっと手、離してくれる?」
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板