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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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……あー。まあいっか。こいつにこんな顔させるより、素直に言った方がマシか。
「ただ人肌恋しいだけだが、そういうことならこいつを騙してえろいことしよう。ええと、女体に触れていないとバナナになっちゃう奇病にかかっちゃったんだ。だから乳を触らせろ」
「もっと騙す努力をしろっ! なんだよ、バナナ病って!」
もっともな話だ。
「……でも、そっか。辛いことがあったんじゃなくて、ただ寂しくなっちゃっただけなんだね。へへっ、タカシの寂しんぼ♪」
やたら嬉しそうに人の頬をむいむい引っ張るボクっ娘。だから言いたくなかったんだ。
「じゃ、じゃ、どうする? ボクの家に来る? それともタカシの家?」
「ラブホ」
「えっちなことなんてするわけないだろっ、ばかっ!」
「うぐぐ、バナナ病が進行して全身が甘味になる」
「嘘病気はいいのっ! もー、ボクの家ね! けってい!」
「ぶーぶー」
「ぶーいんぐ禁止!」
さういうわけで、ボクっ娘の家に一緒に向かうと着いたのでボクっ娘の部屋へ侵入。
「あっ、こら! 勝手に入るなよ!」
「大好きな人の部屋に入れる喜びのために我を忘れちゃったんだ」
「え……えええええっ!? タカシってボクのこと好きなの!? はわ、はわわわわ!?」
「ぐぅぐぅ」
「そうじゃないかと思ったけど、やっぱりボクの話聞かずに人のベッドでぐっすり!?」
「あー、そだ、梓。さっきのはわわ言語をもっかいお願い。ああいう萌え言語は俺の大好物なので大変安らぐのです」
「好きこのんで言ってるわけじゃないよっ! びっくりしたらつい出ちゃっただけだよ!」
「さすがは梓、生まれついての萌えキャラだな。お前が友人でよかったよ」
「萌えキャラなんかじゃないよっ! もー、ボクのことからかってばっかでさ」
梓はベッドに腰掛けると、寝転ぶ俺の頭を優しくなでた。
「……それで、どう? ちょっとは寂しいのどっか行っちゃった?」
「お前と話してるそんなの思う余裕ねーよ」
「そか……へへっ、そっか♪ ほんとー、タカシはボクにおんぶに抱っこだね♪」
「分かった。いずれ分身の術を会得し、いつかお前におんぶと抱っこを同時に試行する」
「別に物理的にやれって言ってるんじゃないよっ!」
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