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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●

7801/3:2011/03/23(水) 21:59:26 ID:???
【ボクっ娘に相談したら】

 どうにも人肌が恋しい。性欲的な方向ではなく、なんか……なんというか。誰かに傍にいて欲しいというか。ええ、そりゃもちろん女性がいいです!(力強い意見)
「どしたの、馬鹿みたいにぽけーっとしちゃって。帰んないの?」
 放課後、学校で一人ぼんやりそんなことを考えてると、ひょこひょことボクっ娘が寄ってきた。
「うーむ。これも女性扱いしていいものだろうか」
「なんかちょー失礼なこと言われてるよ! ちょー女の子だよ、ちょー! どっからどー見ても女の子だろ!」
「でも、普通の女子は一人称がボクじゃないからなあ」
「そ、それはいいじゃん、別にさ。個性だよ、個性」
「あと、普通の女子は多少なりとも胸に膨らみがあると思う」
「今日もタカシは悪魔だよっ!」
 ほぼ平らな自身の胸を両手で隠し、梓は真っ赤な顔で叫んだ。
「それはそうと梓たん」
「なんだよっ! まだ馬鹿にする気かよっ!」
「いや、事実を指摘しただけで、今日はまだ馬鹿にしてない」
「これで!?」
「今日はこれからお暇ですか? 暇なら俺と遊びませんか?」
「ここまで馬鹿にされてどーして遊ぶなんて思うんだよ! タカシ頭おかしいよ!」
「なんかお前と一緒にいたかったんだが……そっか。残念だな」
 ぴたり、と梓の動きが止まった。いたわしげな表情になってる。しまった。
「……どったの? なんかあったの?」
「何もないです」
「どしてこっち見ないの?」
「前世からの因縁でボクっ娘を見ると石化するんだ」
「さっきまでがっつり見てただろっ! いーからこっち見ろ!」
 ぐいっと顔を持たれ、視線をぶつけられる。まっすぐな視線に耐えられず、視線を逸らす。
「あーっ! 目逸らした!」
「うひゃひゃひゃ。にらめっこ弱いんだ」
「そんなのしてないっ! ……ね、なんかあったの? ボクでよかったら、相談に乗るよ?」




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