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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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【ホワイトデー かなみ】
今日はホワイトデーだ。何をお返しすればいいのか色々調べたのだけど、結局よく分からなかったので何も用意していない俺を君は責めるか。
「責めるわよッ!」
というようなことをチョコレートをくれた女性であるところのかなみに伝えると、超怒られた。
「どういうことよ!?」
「や、だからさっき説明したとおりのことで」
「別にそんな高いのじゃなくてもいいわよ?」
「まず値段を気にするのですね」
いっぱい殴られた。
「痛いのですが」
「うっさい! いーから今日の放課後一緒に買い物行くわよ!」
「いや、めんどくさいし別にいいよ。かなみにはなんかそこらの石とか贈るよ。あいつ結構馬鹿だから隕石とか適当言ったら喜ぶに違いないよ」
「その石で動けなくなるまで殴られたくなかったら来い」
「はい」(ガクガク震えながら)
そんなわけで、放課後かなみと一緒に街まで出てきた。いつもの調子でエロゲ屋に入ろうとしたら、首根っこを掴まれた。
「学生服でどこに入ろうとしてるかっ!」
「ああ、これは失敬」(ぬぎぬぎ)
「服を脱げばいいって話じゃないっ! 今日は私の用事でしょ!」
「待って待って引っ張らないでズボンがズボンが脱げたままです!」
下半身の防具がパンツだけという恥ずかしい状態で連れて来られたのは、なんだか高そうな貴金属が並んでいるお店の前。
「ほら、入るわよ」
「あのさ、かなみ。お前が俺の懐事情を知らないのを加味したとしても、無理なの分かるだろ」
必死でズボンをはき直しながらかなみを説得する。こんなもん絶対無理だ。
「何よ、情けないわねぇ……大丈夫よ、見るだけだから」
「そうか? それならまあいいが……」
戦々恐々しながら店内に入る。店員のいらっしゃいませ、という声に過敏に反応してしまう俺はどこまでいっても小市民だ。
そんな俺を引っ張り、かなみはリングが並んでいるコーナーへ向かった。
「へぇ、値段の割に結構いいじゃない」
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