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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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「あれ? もしかして、敬子……」
『な、何なんですかっ!! 変なところで切らないで、はっきり言ってください』
「いや、もしかしたらさ。さっきの夢のせいで、寝付くのが不安でしょうがなくなっちゃったとか?」
『――――っ!! ばっ……バカな事言わないで下さいっ!! 子供じゃあるまいし、そ
んな事……』
「じゃあ、俺は寝るよ。お休み」
『兄さん!! 待ってくださいってば!!』
「敬子が正直に言えば、傍にいてやるよ。だけど、強情張ってるなら、部屋に戻るけど。
どうする?」
『ううううう〜っ…… 分かりましたっ!! み……認めればいいんでしょう。兄さんの、
その……言う通りだって……』
「よし。素直で宜しい。で、どうすればいいんだ? 寝付くまで、傍にいてやればいいのか?」
『えっと、その……それだけじゃ……』
「他に、どうすればいい?」
『む、昔みたいに、その……手を……ギュッて、握っていて……そうすれば、安心出来るから……』
「こうか?」
ギュッ……
『は……はい……』
「電気はどうする? 消す?」
『……真っ暗は嫌です。豆電球にしておいて下さい……』
「よし、それじゃあ消すぞ」
『は、はい……』
カチカチ……
「全く、ホント、今の敬子は子供の頃みたいだな。悪夢に戻るんじゃないかと怖くて眠れ
ないなんてさ」
『う…… バ、バカにしたような言い方しないでください。たまには……こういう時だっ
てあっていいでしょう?』
「別にバカになんてしてないさ。むしろ、嬉しいくらいだし」
『えっ……? 嬉しい……?』
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