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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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『なっ……ななななな……おまっ、その……何言ってんだよ。お世辞も大概にしろよな。
お前に褒められると背中痒くなって気持ち悪いし』
「いや。褒めてるんじゃなくて、純粋な感想で」
[ほら。良かったじゃない勝美。タカシ君に褒めて貰って]
〔だから言ったのに。お姉ちゃんも似合ってるよって。でも何か、タカシさん。あたしよ
りか褒め方が真剣なんだもん。いいなー〕
『な……アホかお前は!! こんな奴に褒められたって嬉しくも何ともねーだろ。歯の浮
いたような事ばっかでよ。どこが真剣なんだよ』
「いや。一応真面目なつもりなんだけど」
〔むしろお姉ちゃんがおかしいよ。ま、照れてるだけなんだろうけど〕
『誰が照れてるってんだコラ!!』
〔ヤダもう。そんな怒り方しないでよ。せっかくの和風美人が台無しじゃん〕
[ほらほら、勝美。写真撮るからこっち向きなさい]
『何で写真なんか撮らなきゃなんないんだよ。ウザってーな』
[何言ってんのよ。贈ってくれたおばあちゃんに見せてあげなきゃ。ほら、笑って]
『こんな状況で笑える訳ねーだろ!!』
[しょうがないわねー、この子ったら。じゃあ、せめて澄ましてなさい。はい、チーズ]
〔どれどれ? お母さん。見せて〕
[はい。結構綺麗に撮れたわよ]
〔わー、ホントだ。タカシさんもほらほら〕
「へー。こうして見ても、やっぱり綺麗だなー」
『アホかっつーの。目の前に本物がいるんだから、どっち見たって変わりねーのによ』
〔あ、お姉ちゃん。デジカメ画像の自分に嫉妬してる。ほら、タカシさん。もっとお姉ちゃ
んを見てあげて〕
『なっ……!? バカ!! 違うっつーの!! いい加減にしやがれ!!』
〔うわ。お姉ちゃんこわっ!! タカシさん助けてーっ!!〕
[二人ともいい加減にしなさいっ!! タカシ君を困らせるんじゃありませんっ!!]
「ああ、いえ。僕は別に大丈夫ですから」
『ちぇっ。親の前だからって猫被りやがって』
[それじゃ、もう一枚。今度はタカシ君と一緒に撮りましょうね]
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