したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●

5651/2:2010/11/12(金) 21:18:37 ID:???
【眠くなると甘えて来るツンデレ】
 まつりが遊びに来たので遊んでやったら夜になりました。
「さてお嬢さん、ボチボチ夜も更けてきたのでそろそろ帰っては如何かな?」
「う……うな……」
 いかん。そろそろどころか、こっくり船を漕いでいる。一刻も早く帰らさなければ……!
「ま、まつり。なんなら俺が家まで送っていくし、それが嫌なら親御さんかメイドさんに連絡して迎えに来てもらっても」
「うるさいのじゃー……なんだかわらわはとっても眠いのじゃー……ふわあああ……」
 いかん。船が小船から豪華客船に進化を遂げている。このままでは……!
「むぬー……ん、のー。のーのー」
 まつりは薄っすら目を開けると、身体を斜めに傾けつつ、手をくいくいして俺を呼んだ。嫌な予感を感じつつ、もそもそとまつりの元へ向かう。
「んー……かくほ!」
 確保された。具体的に言うのであれば、突然抱きしめられた。
「確保らないで」
「んー……との、わらわは眠いのじゃ」
「はぁ、それは見れば一目瞭然家内安全七転八倒ですね」
「むぬ……? うん、まあそんな感じなのじゃ」
 何がだ。
「での。眠いと枕が必要なのじゃ。なぜなら寝るから!」
「はぁ。じゃ、貸してやるよ」
「だーめなーのじゃー! 抱き枕が必須なのじゃ!」
 まつりはイヤイヤしながら枕を取ろうと立ち上がりかけた俺を揺さぶった。揺さぶられておえええって感じになり、ふらふらになりながら再びぺたりと座り込む。
「そんなわけでの? 特別にお主を抱き枕の大役に命じてやるのじゃ。感謝するのじゃぞ?」
「いいえ、結構です」
「感謝のあまりむせび泣いてもよいのじゃぞ?」
「いいえ、結構です」
「そゆわけでの、わらわは寝るのじゃ。おやすみなのじゃ♪」
「全部断ったのに何一つとして気にせず眠るだと!? この娘、やる……!」
「すぴゃすぴゃ、なのじゃ♪」
「起きてませんか?」
「起きてないのじゃー。わらわは寝てるのじゃ。起こしてはいかんのじゃよ?」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板