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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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『う、ウソでしょ。いくら何でも大げさ過ぎだって。いくらなんでもプロみたいなんて、
そんな事絶対無いわよ。だから、褒められ過ぎると、却ってウソ臭くって嬉しくないんだってば。』
「いやいやいや。褒め過ぎじゃなくて、マジで。自分でも食ってみろよ。絶対、ぜーった
い、かなみのシュウマイは一級品だから。見た目でシュークリームより高価だと見抜いた
俺の鑑定眼は、全く狂って無かったぜ」
『わ、分かったわよ。もういいからあっち行ってよね。もうこれ以上はあげないわよ。あ
と、シュークリームの件、忘れないでよね?』
「ああ。だから、今日の放課後、ちゃんと空けとけよな。それとも、もう何か用事入って
る? でなきゃ明日以降でもいいけど」
『と、特に無いわよ。ていうか、先延ばしにすると、うやむやにされそうだもん。ちゃん
と、今日ご馳走して貰うからね』
「了解。んじゃ、後でな」
『ホントに、もう…… 何考えてんのよ。今まで一度もあたしのお弁当に興味持った事無
かったくせに…… 何で、今日に限って……』
『(もしかして……本当に、私の作ったお弁当だから……タカシが興味持ってくれたとか……
ないない。そんな事、あるはずないわよ…… でも、彩りもキレイだって言ってくれたし……
シュウマイも、見た目から美味しそうだって……)』
パクッ……
『(うーん…… 我ながら、不味くはない……かな? けど……タカシは、プロみたいだっ
て。本当かな……もし本当だったら…… タカシの為に毎日お弁当作ってあげたら……なーんて……)』
『うはっ!! まっさかー。そんなのないない。無いってば!!』
〔どうしたんですか? かなみさん〕
『へ!? い、委員長、どうしたの?』
〔いえ。かなみさんこそ、何かニコニコと嬉しそうに笑いながら手を振って…… 何かい
いことでもあったんですか?〕
『なっ!? 何でもない!! 何でもないから!!』
〔そ、そうですか…… それならいいんですけど……〕
『(あっぶなー…… でも、タカシにあれだけ褒められたんだもん。イヤでも嬉しそうな顔、
出ちゃうよ……)』
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