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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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「痛いっ!?」
普通につまようじで刺された。この女超怖え。
「人を馬鹿にするからよ。ふん、だ」
「すいません」
「次はアンタがほあああふって言う番よ。はい、あーん」
マジすか。恋人食いするんですか。俺はてっきり交互につまようじを使い合うとばっかり。
「どしたの? はい、あーん」
「あの、かなみ?」
「ほら。早く口開けなさいよ、ばか」
そんな可愛く口を尖らせられては、こちらに抵抗する術はありません。
「……あーん」
「……えへ。そんなにあたしに食べさせてほしいんだ?」
「いや、それほどでも」
「食べさせてほしいって言いなさいよっ!」
「すいません殺さないでください」
「そんな話はしてないっ!」
「あまりの気迫に勘違いしたんだ」
「まったく……アンタっていつだって馬鹿よね。ばか、ばーか」
かなみは楽しそうに俺の頬をつんつんと指で突付いた。
「そんなつもりはないのに」
「えへへー。ほら、食べなさいよ、ばか」
かなみはたこ焼きを俺の前にぷらぷらとさせた。しょうがないので食べようとしたら、ふいっと動かされた。
「残念。ほらほら、こっちよこっち」
右に動かされたので顔を右にするが、今度は左に動かされた。左に動けば右に、右に動けば左に。
「食べられません」
「ほらほら。もっとがんばれ?」
「頑張りたいのは山々なんだが、間違ってかなみの頭から垂れてる昆布を食べちゃいそうで、激しく動けないんだ」
「昆布じゃなくて髪! ツンテールっ! 間違えるの何回目か分かってる!? アンタどれだけ頭悪かったら気が済むのよ!」
「そう怒るなよ、はるぴー」
「かなみだって言ってるでしょうがッ! 次間違ったら絶対殺すッ!」
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