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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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「無理です!!」
「なぜ!?」
俺が持ってきたのは、中学の時の俺のジャージだった。
つーか、無理と言われてもかなが着られるのは家にはこれくらいしかないんだけどなぁ……
「なぜって、タカが着ていた物を私が着られるわけないじゃないですか!!」
「あー、確かにちょっと大きいかもしれないけど、中学の時のだし大丈夫だろ?」
「そ、そういう事じゃなくてですねぇ……」
「じゃあ、どういう事だよ?」
俺がそう聞くと、何故かかなは頬を少し赤らめて下を向いてしまった。
「そのぉ、精神的に無理なんです……精神がすり減ります……」
「なあ、それって少女が頬を赤らめながら言う言葉じゃないよな?」
「でも、無理なものは無理なんです」
かなはプイっと俺から目を背け、そっぽを向いてしまった。
こうなるとコイツは結構頑固だったりするから困る。
「じゃあ家までその格好のまま帰るのかよ……なによりそれじゃあ風邪ひくだろ?」
「うぅ、それはそうなんですけど……」
「じゃあ着ろ!! ホレホレ」
「ちょっ、やめてください。やめっ……近づけないでっ!!」
「はい」
本気で拒絶されて軽くショックを受ける俺。久しぶりにかなに怒られてしまった。
「そ、そんな地に伏すほどショックを受けなくてもいいじゃないですか!」
そう言われても……
かなは普段は温厚だという事もあって、たまに怒られると俺のショックもでかいのだ。
失意体前屈くらい当然の結果だ。
「わ、わかりました……着ますから、そのジャージ貸してください……」
「いや、無理に着なくてもいいよ……俺が悪かった」
「い、いいんです! それに、このままだとタカの言うとおり風邪引いちゃいますから……」
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