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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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今更七夕ネタ
『にぃに・・・あいすたべたい・・・かってこい』
と言われました。もちろん年上としての威厳とか色々に関わるので断固断りましたよ?
だが数分の口論の末、俺はジメジメする外をトボトボと歩いてる訳で。
「目に涙溜めながら、やだやだ食べたい食べたいって言うのはズルイと思うの」
今はあんなチビッコで泣き虫でも、時間が経てば女性になってしまうのだろう。そうすれば
俺の事を少しは労わってくれる優しい娘に成長してくれるはず。もうしばらくの辛抱だ。
とはいえそれだけでは心もとない、そんな事を考えつつふと顔を上げると竹林が目に入る。
・・・そうだ、困った時の神頼み。さっそく中で作業しているオッサンにアイスと小さ目の竹を
交換してもらった。
「ほら、ちなみ。七夕の飾りつけしよう」
『・・・』
「綺麗に飾りつけしてさ、短冊にお願い事書こうな」
『・・・あいすは?』
「アイス?あぁ、オッサンにあげた」
『こいつ・・・まじでつかえねーやつ・・・・です』
「む、昔話にわらしべ長者ってあるだろ?」
『さっさと・・・かいにいけ』
「俺達はこの竹を使って、七夕のお願い事をだな」
『なんどもいわせるな・・・はやく・・・いけ』
何であんなに高圧的な態度なんだろう?てかさ・・・何で毎日、あたりまえのようにウチに来て
俺を小間使いのように扱うの?もう少し小さかった頃は、恥ずかしがり屋さんで俺の顔をみるだけで
柱の影に隠れてチラチラ様子をみてたのに。そう、借りてきた猫?ってやつだ。
くそっ、俺が優しくしてるから付け上がってるに違いない。ここはガツンと言ってやらねば。
アイスを片手に早足(溶けてたらやり直しさせられるから)で家に帰り、勢い良くドアを開けた。
「おい、ちなみ!言いたいことがある」
『・・・ん』
「そこ座れ・・・って、もうすわってるか」
「・・・・・・・ん」
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