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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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もう、調味料間違えたとかそんな次元じゃないにおいである。
「・・・ささ、食べて」
「いやいやここは、頑張ってもらったちなみから食べるべきでは?」
「・・・いやいや、あんなに私の手料理食べたがってた・・・別府君から食べるべき」
これでは埒が明かない。ここは覚悟してこれを食すしかないというのか・・・
そ、そうだよね!ちなみが頑張って作ってくれたものだしね!俺への
初手料理だしね!愛がこもってるよね愛が!(必死に美化中)
「・・・男を見せろ」
それ暗にこれがまずいって言ってるようものだよね。
「こうなったらやけくそだっ!」
ガツガツがちゃがちゃとどんどんと口に野菜炒め(仮)を突っ込んでいく俺。
その味は・・・筆舌に尽くしがたいものがある、舌がっ味覚がっ破壊されていくっ!
「・・・おお、ほんとに食べた」
どういう意味だそれは。
「・・・おいしくないなら、食べなくてもいいんだよ・・・?」
俺は何とか野菜炒め(仮)を胃に流し込んだ。
「いや、たとえどんなものでも、ちなみの作ってくれたものだし」
「・・・でも、おいしくないんでしょ?」
「俺が食べたいんだっていてるんだから、ちなみは気にしなくていーの」
そういうと、俺はまた野菜炒め(仮)を掻き込み始めた。うう・・・やっぱまずい。
そう思いながら食べている俺の前で、ちなみが申し訳なさそうに微笑んでいたのは俺の気のせいだったのだろうか。
「ふぅ・・・」
わたしはごそごそと音を立てながら床に就いた。
見知らぬ天井、いつもと違うベット、でも枕だけは家から持ってきた。これじゃないと眠れない。子供っぽいっていうな・・・。
それにしても今日はいろいろあった、料理なんて作ったの、正直初めてだった。別府君には見栄を張ってしまった。
本音を言うと、野菜炒めを進言したのは、それくらいなら作れると思ったからだ。
結局あんな出来になったけど。
決してわざとではない。でも、あれで別府君が私に失望してくれるなら…ってちょっと思ってしまった。
でも、彼は全部食べてくれた。・・・とても食べれたものじゃないはずなのに。
正直…うれしかった、あんな人となら・・・おっと何を考え始めてるのだ私。
変なことを考える前にさっさと寝てしまおう・・・。またまたごそごそと寝返りを打ち、目をつむった。
・・・この時の私は、口元が少し吊り上っていることに、全く気付きていなかった。
誤字脱字は見逃してほしい。まだまだ続くよ!
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