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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●
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「ふむ・・・」
オレはシステムキッチンに肩肘を突き思案していた。
少々強引過ぎただろうか、いくらなんでもいきなり同棲は気が早すぎた気がする。
しかし、そうでもしないと間違いなく逃げ出すだろうし、退路を断つほかなかった
そりゃあ、ちなみが強く拒絶すればなかったことにする気だった。
でも俺が見る限りまんざらでもなさそうなんだが、俺が都合のいいように
解釈してるだけだろううか。
とにかく今はこのままでいいだろう、ゆっくりと打ち解けていけばいい。
自分なりに努力してみよう。
それはいい、が、今の課題は・・・夕食である
最初は自分で作ろうと思ったのだが、ちなみの手料理をぜひ食べてみたい
と思ったのだ。
第一俺あんまし料理うまくないし。
「まだ料理できてないんですか?」
急にかけられた声に驚き、その声の方向を見てみると、オレの隣にちなみが立っ
ていた。
「俺が料理作るなんて一言も言ってないけど」
「・・・迷わずキッチンに向かって行ったので、・・・作ってくれるものだと・・・思うじゃないで
すか」
「いや、だってちなみの手料理食べたかったんだもん」
少し呆れた口調でちなみが続く。「・・・気安く名前で呼ばないでください」
「一緒に住んでるんだし敬語はやめよーぜ俺のこともタカシでいいよ。あ、それ
とも俺のことを旦那だと思って貴方って呼んでくれてるのかな」
オレはニヤニヤしながら問い掛けるとちなみは怒ったのか顔を真っ赤にして
「ち、違います!誰があな・・・別府君を夫だと思うなんてっ!」
とりあえず貴方から別府くんにグレードアップしたのでよしとしよう。
「まぁ、いいけどさ、とりあえず敬語は本当にやめてくれよ、他人行儀みたいだ
し」
オレが諭すようにいうと不機嫌ながらも納得してくれたのかコクンと頷いた。
「・・・わかった・・・別府君の言うとおりにするのは何だか癪だけど・・
・こっちの方が楽だし」
「おお普通の口調新鮮だな」
「別府君がやれっていったんじゃない・・・ばか・・・」
そういって上目づかいで俺の胸をぺしぺしと叩きはじめた。俺を萌え殺すきですね。
「で・・・」
コクン
「時間がないからといってちなみの進めで野菜炒めを作ったわけだが」
コクン
「俺も途中まで手伝ったよな?」
コクン
「そしてちなみが邪魔だからあっちいっててていってオレはまっていたわけだ。俺
のちなみの真似似てる?」
「・・・前半は首を縦に降るけど最後のは・・・横」
「それはどうでもいいんだ、なぜ俺の目の前に野菜炒めの形をした異臭を放つ物体
があるんだ」
そう、俺はいくらなんでも全部ちなみに任せてしまうのは心苦しかったので、少し手伝ったのだ。
前述の通り途中でキッチンから追い出されてしまったが。
そして待つこと数分、俺の目の前に現れたのは異臭を放つ物体だった。
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