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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●

2393/3:2010/06/23(水) 22:37:52 ID:???
「・・・なんだか、嘘くさい気もしますが、とりあえず、・・・お気持ちは、わかりました」
「おお、ということは」
「・・・でも、貴方とは・・・お付き合いする気、ないので」
俺から目をそらし、呟くように言った。
「えー、なんで?」
「・・・貴方がいくら私のことを好きでも・・・私は違いますし・・・」
地味に傷付くんだけど
「・・・それに、私が好きな人がいるっていう可能性は考えないんですか・・・?」
「え?いるの?」
「秘密です・・・」
居たらショックなんだけど
「とりあえず・・・そういうことですから・・・」
それだけ言い残し、ちなみはでて言った。
つーか、勝手に帰ってしまっていいのだろうか
「ふむ・・・」
好きな人がいる可能性があるってことは、居ない可能性もある、と。
じゃぁちょっと荒業使ってもいいよね。



「はぁ・・・」
私はあのまま出て行ったあと、帰路についた。
一応母さんには連絡した。「あら、そうなの」というそっけない返事しか返ってこなかったが。
いつもはちょっと小言があるのに・・・他愛もない話は少ししたけど。
今頃そこらへんで買い物でもしてるんだろう。
「それにしても・・・」
今までもお見合いはしてきた、ああいう成金のようなのももちろんいた。でも、あんなふうに
利権も関係なく好きだと言ってくれた人は初めてだった。真意は分からないけど。
うう・・・なにを少し嬉しがっているのだろうわたしは。
好きな人がいるとかいうのも嘘、あそこをいち早く出るための口実。
でも、あの人決行かっこよかった気も・・・いやいや私のことを小学生とかいったし、
そりゃ、背も小さいし、胸もないけど・・・。
本当に初めて会った、あんな人、飾らないで本心しか言ってないように少なくても私には見えた。
たしか・・・別府タカシ・・・って名前だっけ。
・・・いやいや何あんな人のことを考えてるんだ。
どうでもいいんだあんな人、もう会わないんだから。
私はなんだかもやもやした気持ちを抱えながらとてとてと歩いて行った。

続く予定 規制まじうぜぇ




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