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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●

2342/2:2010/06/16(水) 23:59:25 ID:???
「大丈夫、真っ暗で何も見えてないから」
『ぜんっぜん、大丈夫じゃありません!!!』
「あ、でもいい匂いがしたぞ」
『ふぇ・・・ななななな、何匂いなんてかいでるんですか!!!この変態!!!!(/////』
ふたたびほっぺたをぎゅ〜〜〜と抓り上げられる。褒めたのに何たる仕打ち。
まったく解せない。
「どういう事でしょう?」
『そんな事知りません!』
はぁ〜〜〜と大きくため息をつき、なんだか悲しそうな顔をする委員長。まぁ、いきなり男子に
スカートの中に頭突っ込まれて喜ぶ奴は居ないよな。
謝ろうと思い、俯いている委員長に声をかけようとすると、呟く声が聞こえた。
『こんな事されてもまだ好きだなんて・・・』
そして、ふと目が合った。
「あ、あの・・・」
『い・・・今の・・・聞いて・・・?』
「その・・・アレだ。俺って天才だから、そこに惹かれたって事じゃね?」
『ちっ違います!別府君のことなんてこれっぽっちも好きじゃないですよ?勘違いしないで下さいね?』
「天才の俺には分かる。委員長は、俺にベタ惚れだろ」
『な・・・ち、違います!違うったら違うんですから!(////』
クラスメイツの一部が半笑いから憎しみの表情に変わった。主に男子。そして女子は逆にニヤニヤし始めた。
そして渡辺先生は教室のすみっこでいじけていた。
「天才的にこの状況を解釈すると、、今日も平和だって事だな」
『どこがですか!!!』
真っ赤な顔で叫ぶ委員長の声と共に、授業終了のチャイムが鳴ったのだった。




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