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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 3●

2111/4:2010/06/07(月) 20:36:30 ID:???
【気持ち良さそうに眠るツンデレの口からよだれが垂れていたら】

 みおが俺の家まで遊びに来て、さっきまで適当に話してたはずなんだが、気づけばなんか爆睡してる。しかもよだれ垂れてるし。
「女性としての自覚ゼロだな、こいつ……」
 ほっぺをつついてみると、うっとうしそうに手で払ってる。口元がむにむにしてて、猫みてえ。
「んに……すひゃー」
「すひゃーじゃねえ」
 などと、寝言につっこみを入れてる場合じゃない。乳でも揉みたいところだが、揉むところがない。……じゃない、ばれたら大変なことになる。主に俺の命関連が。
 そういうわけで、毛布をかけてやろう。もうすぐ夏で暑いとはいえ、うっかり風邪でも引かれたら、無理やり俺の責任にされて酷い目に遭わされそうだし。
「んに……んー」
 そんなわけで優しさたっぷり毛布をかけてやったのに、みおの奴、あろうことかその毛布で涎拭きやがった。俺の毛布が!
「んぅ……う?」
 悲しみのあまり頭を抱えてたら、ふとみおの目が開いた。
「くぁぁぁぁぁ……ん。おあよー」
 猫のように大きく身体を伸ばしながらあくびをして、みおは舌っ足らずな挨拶をした。
「おあよ、じゃねえ。人んち来て寝るな」
「んー。なんか眠くってさー。オマエんち、なーんか落ち着くんだよなあ」
「壁に貼られている美少女ポスターの群れが、みおを優しく見つめているからじゃないか?」
「こんなオタク部屋がなんで落ち着くんだろなあ……あ、コレ」
 自分にかけられた毛布をひょいとつまみ、みおは俺を見た。
「俺様が寒かろう寒かろうと毛布を夜なべして編み、かけてやったんだ。感謝しろ」
「もう夏だし。放課後に来て夜なべも何もないし。編み物できねーだろーし。……でも、まあ、アリガト」
 最後だけぽしょぽしょと、少し恥ずかしそうにみおは言った。
「んむ、存分に感謝しろ。ところでみお、お前一応女の子なんだから、寝てる最中とはいえ涎を垂らすのはどうかと」




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