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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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【ツンデレ喫茶で働く事になったボクっ娘】
梓がバイトを紹介してくれと言うので、ツンデレ喫茶を紹介してやった。
「なんだってよりにもよってこんなところ紹介すんだよ……」
「職業に貴賎はないぞ? あと汽船もない」
「意味わかんないよッ!」
「いや、アレだ、こう……汽船の……蒸気が、こう、……ぽっぽー?」
「適当に言ったのを無理につなげようとするな、ばかっ!」
そんなわけで、今日は梓の初バイトです。様子を見に行ってみよう。ドアを開けて店内に入る。
「何しに来たの?」
入るなりいきなり出迎えてくれたウェイトレスさんが暴言を吐くので、ちょっと面食らう。
「いや、その、喫茶店だし、汁気の物をすすりに」
店員さんは一瞬怪訝な顔をした後、いいからそこに座れと言って俺を近くのテーブルに案内した。
……ううむ、想像してたのと違うな。なんちうか、思いっきりマニュアルって感じだな。梓は大丈夫だろうか。
ぼやーっと待ってると、ウエイトレスさんが注文を取りに来た。……ん、梓じゃん。いつものボーイッシュな格好とは違い、今日はメイドさん装備に身を包んでおり、ムネキュンな感じだ。
「あ、タカシだ! ……あ、えへんえへん。何にするの? 早く決めてよね」
梓は一瞬だけ顔を綻ばせたが、すぐに顔を引き締め、嫌そうに俺に注文を促した。
「偉そうだから、帰ったら物凄い罰ゲーム」
「えええっ!? で、でも、仕事だからこーゆー対応しないと、店長さんに怒られ……」
「罰ゲーム」
「あ、あぅぅ……」
泣きそうな顔に満足したので、とりあえず注文する。
「ええと、もんじゃ焼き」
「喫茶店なんだから、そんなのないよ! ……食べたいんだったら、帰ってから作ろっか?」
他の人にばれないよう、梓はこそこそっと俺に耳打ちした。
「お、マジ? じゃあ頼む」
「お任せだよ♪ ……で、それはそれとして、注文なに? 早く決めてよね」
「んーと、果汁100%のコーラ」
「か、果汁!? コーラの果汁ってなんだろ……」
「そりゃ、黒い汁なんだから……黒い果実? 果実……じゃなくて、虫? 黒い虫……ゴキブリの絞り」
「すとーーーーーーっぷ! これから先コーラ飲めなくなっちゃうから、それ以上その嘘を言うの禁止!」
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