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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●

885ごぶんのに:2010/03/28(日) 22:29:07 ID:cTPqACE2
昇降口。
靴に履き替え、校門でかなみを待つ事にする。
……帰りにでも、かなみに聞くか。
かなみは俺の事をどう思っているのか。それが俺は分からなかった。
毎日のように殴られ、顔が真っ赤に腫れ上がったことだってある。でも、友子はかなみが俺を好いていると言う。
俺はかなみが好きだ。そうでもなければアイツの相手なんて出来っこない。
だから……聞く。いや、告白……だな。
そんな事を考えつつ、校門に向かうと、声が聞こえる。
アイツだ。かなみの声がする。
視線の先に、かなみがいた。どうやら先に校門で待っていてくれていたらしい。
かなみは友達と話しているらしかった。
『……がうわよ、あんな奴』
かなみは顔をしかめ、
『あんな変態野郎、嫌いよ!!』
……誰の話をしてるのかは知らないが、悪口だというのがすぐに分かった。
『ホントに〜?』
友達はおどけた様子でかなみに問う。
『ええ、嫌いよ。大っ嫌い。あんな奴……ガサツだし、不潔。エロいし、不細工。好きになる要素がどこに』
『かっ、かなみ!?後ろ後ろ!!』
かなみは振り返り、驚きに目を剥いた。




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