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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「こいつ犯してやろうか」
「……弱ってるおにゃのこを力づくでどうにかするだなんて、タカシはなんて鬼畜なんだろう」
「おにゃのこ言うな。……ま、思ったより元気そうで安心したよ。んじゃ、俺帰るな」
「え……あ、うん。……図々しい生き物が、やっと帰る。……よかった、よかった」
言葉とは裏腹に、ちなみは寂しそうな顔をしてうつむいてしまった。
「…………」
浮かしかけた腰を、再び下ろす。
「……あれ、帰らないの?」
「よく考えると帰っても暇だし、嫌がらせとして飽きるまでここにいる」
「……そ、そう。あー、本当に困った人だ。……まったく、嫌がらせの達人なのかもしれない」
ちなみはベッドに寝転び、安堵したように顔を緩ませた。まったく、こいつは。
「そんなわけなんで、大量に時間ができた。暇ですな」
「……じゃあ、私は寝るんで」
「えええええ!? せっかくおまいのために残ったのに寝るの!?」
「……嫌がらせのために残ったのでは?」
しまった。くそう、にやけ顔で俺を見てる病人が恨めしい。
「ふっふー。……私の勝ち?」
「好きにすれ」
「……じゃあ、勝利のご褒美として、……えっと、……私が寝るまでの間、手を握ってる事を要求する」
「…………」
「……ご褒美、だもん」
ちなみは恥ずかしそうに布団で顔を隠し、消え入るような声で言った。
「あー、そうな。そうですな。ご褒美だったら仕方がないよな」
ちなみの小さくて熱い手を、壊れ物を扱うように握る。
「……えへ」
「笑うな、阿呆」
「……阿呆じゃないもん。……寝るまでの間に離したら、罰ゲーム」
「大丈夫だっての。お前が嫌がろうとも絶対離さないから、安心しろ」
「……それは困ったものだ」
ちなみは安心しきった顔で微笑むと、まぶたをつむった。
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