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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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思わず、叫ぶ。
「一体何なんださっきから。悪口言いに来たんなら帰れ」
まだだ。まだ収まらない。
「類人猿?悪かったな。アイドルだもんなそりゃそうか。聞いとこう。お前は類人猿の住処に何しに来た?」
『……いや、あの……』
かなみの目にうっすら涙が浮かぶ。
「言えねえか。まぁ、悪口だろう。スッキリしたか?ライブじゃあスゲエと思ったけど――」
『ホントっ!!?』
かなみが俺の胸ぐらを掴む。
「ああ、思ったよ。でもやっぱりお前は――」
と、
『ありがとう……』
かなみに抱きつかれた。
離そうと思ったが、離れない。
と、同時に、腹の中のドス黒い感覚が無くなる。
「お、おい、かなみ……」
酷い事を言ってしまった。
「御免」
いつものパターン。口喧嘩して、結局俺が謝るのだ。
『ううん……いいの……アタシも、御免ね……』
洟をすすりながら、かなみは続ける。
『アタシ、いっつもタカシに酷い事言って……でも、今日はアタシの凄い所見せてやろっ……て、で、でもぉ……』
「すまん。今日は虫の居所が悪かったんだ……」
『でも……タカシ、スゴイって……嬉しい……嬉しいよぉ』
抱きしめる腕の力は更に強く。
俺も、かなみの腰に手を回す。
「あぁ……かなみ。お前は凄い」
頭を撫でる。これもいつもの事。
『はぅぅ……タカシ……』
「……何だ?」
『……好き。付き合って……』
「……いや、流石にそれは」
『……嫌?』
再びかなみの目に涙が溜まる。
「い、いや、な?アイドルとしてのお前の将来を潰したく無いって言うか」
『……大体、アイドル目指したのも、タカシにもっとアタシを見て欲しくて……』
「え、そうなん?」
『……むぅ』
頬をつねられる。
『……いつも素直になれないのは、ホントに御免。でも、だから……だから、今日こんな事したんだよ?』
「……まぁ、アレだな。俺って、一人じゃ何もできないし……頼める相手探してるんだけど……どうよ?」
『……素直じゃないなぁ』
「……撫でてやる!!」
『やっ!!止めて髪が乱れ……にゃう……ふにゅう……』
「……お前、いっつもソレだな……」
ぼやきつつ、アイドルの頭を撫でる。そんなバレンタイン
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