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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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『ハァ……』
小さくため息を吐いて、あたしはベッドに転がり込んだ。日曜日に別府君とデートを
するという事実を思い返すたびに、心がくすぐったいような変な気分になって、ギュッ
と身を縮み込ませる。
『うーっ…… 何でなんだろ……別に、一緒にいる事には変わりないのに……』
いや。今までだって、別府君の家に行くのになんとも思ってない訳ではなかったけど、
でも、ここまで変な気分になった事はなかったのに。
『やっぱり……デートだから……かな……?』
口に出して言うと、余計意識してしまって、思わず身を捩じらせた。
『あぁ……もうっ!! 何で、こんな事になっちゃったんだろう……』
いや。この展開はある意味、望むべきところなんだけど。だって、あたしの本当の抱
負は、女の子らしくなって、別府君に告白させる事、だったんだから。上手いこと別府
君好みの子になれれば、それはそれでいいのかも知れない。だけど、逆に言えば、別府
君が協力してしまったら、変わったあたしを見せて、驚かせる事は出来なくなってしまう。
『むつかしいところだけどね…… でも、もうしょうがないし……』
いつも、あたしを立てるようなフリをしつつ、結局主導権は別府君が持って行ってし
まうのだ。きっと、今回だってそうなるだろう。
『デートかぁ…… あらたまってするのは初めて、かも…… はぅぅ……』
別府君が、どんな風にあたしを変えて行くのか。それを想像するだけで、心臓がドキ
ドキしてしまってしょうがない。デートの日まで、いや、もしかしたらその後も、あた
しにとっては眠れない夜が続く事になりそうだった。
終わり
これも本当は1月中に仕上げたかったorz
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