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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「まあ、そこは先輩次第として、どうです? 先輩はあんまり腹を割って話せる男の知
り合いなんていないでしょ? そこで、僕が一つ、いろいろとアドバイスするって言うのは」
『アンタはさっきからいちいちいちいち余計な事ばかり言うわねー』
先輩の声がさらに苛立ちを増す。僕は恐縮して頭を下げた。
「すみません。こればっかりは性分ですから」
『開き直ってんじゃないわよ。これじゃあ、アンタの方が抱負なんて達成出来ないんじゃ
ないの?』
「ご心配なく。さっきも言ったとおり、先輩は除外ですから」
先輩の心配は杞憂とばかりにニコヤカに切り返すと、先輩の怒りが爆発した。
『だから除外すんなって言ってんでしょうがっ!! 大体アンタはあたしを馬鹿にし過
ぎなのよ!! そんな奴のアドバイスなんて聞けるかっての!!』
もっとも、先輩の怒りは受け慣れているので、僕にとっては爆風もそよ風みたいなも
のだ。先輩の感情がちょっと落ち着くのを待ってから、僕は言った。
「それとこれとは別ですよ。安心してください。僕は先輩の事を馬鹿になんてしてませ
ん。むしろ、なまじっか優しくしてあげるだけの子に対してより、先輩の方が僕はずっ
と、女の子として意識して対応してるつもりです」
その言葉に、先輩がピクッと反応する。
『な、何言ってんのよ。アンタのどこが、その、あたしを女の子扱いしてるって言うのよ』
「してますよ。でなきゃ、こんなにいろいろと尽くしたりはしません。お世話になった
先輩ってだけじゃ、ね」
思わせぶりに笑って見せると、先輩は照れたような不満そうな、複雑な表情になって、
唇を尖らせる。
『……尽くすのは当たり前じゃない。後輩なんだから』
「それとも、尽くすだけじゃ足りませんか?」
そう言って先輩のすぐ間近に立つ。この位置だと、手を回せば抱き締める事が出来る
し、あごをしゃくればキスも出来る。そんな雰囲気を感じ取ったのか、先輩はビクンと
肩を小さく震わせた。が、僕から離れようとせず、視線を逸らして小さく言った。
『……そ、それじゃあ、その……何してくれるのよ……?』
「え?」
微妙にピントのズレた逆質問に反射的に聞き返すと、先輩は、強気になって僕に視線を戻す。
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