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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「じゃあ、何なんですか? それとも、強がってはいるけど、やっぱり本当は特に抱負
なんてないとか」
先輩の事だから、特に考えもしてなかったとしても、不思議でも何でもない。しかし、
先輩はまなじりを逆立てて睨み付けて来る。
『しつこいわね。アンタはどうしてもあたしをだらしない女の子に仕立て上げたいみた
いだけど、一応、ちゃんとあるわよ。けど、教えてあげない』
「何でですか? 僕には言えない恥ずかしい目標だからですか? 例えば、今年中に体
重を60kg以内に落とすとか」
『ちちち、違うわよ!! ていうか、あたしは60kgも体重ないから!!』
「まあ、先輩の身長で60kgもあったら、もう少しポチャッとしてるでしょうけどね」
女子としては、まあ先輩は平均的な身長で、やや胸は薄い。60kgあってもデブではな
いだろうけど、こんなスリムな体型はありえないところだ。
『分かってるなら言うな!! 全く、女の子に体重の話題振るなんて、ホント、アンタっ
て、最低もいいところよね』
胸の前で腕を組んで、僕を睨み付ける。しかし、僕は真正面から先輩を見据えて言った。
「一応言っておきますけど、今のはお菓子ばかり食べている先輩に対する警告の意味も
含んでますから。今のうちに食生活を改善しておかないと、何年か経って急に太り始め
るかもしれませんよ。僕は、申し訳ありませんけど、太ってる子は好みではありませんので」
『そんな事、大きなお世話よ。アンタに言われなくたって、ちゃんと気にはしてるんだ
から。それに、その……アンタの好みなんて、あたしの知った事じゃないし……』
強気な態度を演出しているが、語気に勢いがなくなっているし、顔もちょっと俯き加
減になっている所から、僕の一言が、大分気になっていると察する。
「まあ、それならいいんですけどね。ただ、僕の家に遊びに来ている時の様子から見る
と、とてもそうは見えなかったものですから」
『あれはその……遊びに行くと、アンタが必ずお菓子を出してくるからよ。ああいうの
は、一度食べ始めると、結構止まらなくなっちゃうんだから』
でも、出さなきゃ出さないで文句言うくせに、とは心の中でだけで呟いておく。
「それじゃあ、今年から先輩が一人で遊びに来た時はお持て成しを止めますか。僕とし
ては、先輩に太って貰いたくはありませんし」
『それはダメ!!』
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