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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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ちょっとレス借ります
節分の夜。
俺、別府タカシは妹のちなみと豆まきに興じていた。
『鬼は外……なの』俺の顔には鬼の面がつけられている。
「ふはは、がおー」
豆をぶつけられたので、後ろに退く。
『鬼は外……鬼は外……』
立て続けに豆をぶつけられ、玄関まで追い詰められ、
「ぐあぁ、助けてー」
ドアを開け、家をでた。その時、
ガチャリ。
……錠の落ちる音。
あれ?閉め出された。
インターホンを押す。
「ちなー?開けてくれ?」
『鬼は外……おにぃは外、なの……』
いつもながら辛辣な妹だ。
ポケットから家の鍵を取り出し、開ける。
「ふっふっふ、ちな?甘かったな」
『……うるさい』
酷え。
嘆いても仕方がないので、夕食の準備。
今日は恵方巻だ。
「ちな?恵方巻の食べ方、知ってるか?」
ちなみは不機嫌そうに、
『知ってる……にぃといっしょにするな……です』
「……可愛くない奴」
『……訂正を要求するです……』
右手の恵方巻を頬に押し付けてくる。
「こらこら、酢飯が頬っぺたに付くだろ」
『……もぐもぐ』
聞いてなかった。
ちなみは恵方を向き黙々と恵方巻を食べている。
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