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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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少し借ります
〜早朝 タカシの部屋〜
目覚まし時計が鳴る。
「ん……ふぁあ……」
時計の針は、7時を示していた。
せっかくの休日なのに目覚まし時計をセットしてしまっていたらしい。くそ、昨日の俺め。
「一回起きると寝れないんだよなぁ……」
ぼやきつつ、携帯電話を開く。
と、画面には《メール受信 1件》の表示があった。
「かなみ……?」
どうやら送り主は向かいの家の幼馴染、かなみのようだ。
とりあえず確認。
1/24 6:47
差出人:かなみ
件名:命令よ!!
本文:風邪引いた。今すぐ来なさい。
来なかったら殺すから。
「…………」
休日の朝からなんとまぁ。
てか俺殺されるね?
「まぁ……暇だし、行くか……」
とりあえず、支度にかかることにした。
〜椎水かなみ宅前〜
「とりあえず着いたな」
向かいだけど。
それにしても、このメール、かなみは一体何のようがあって俺にメールを……?
「まあ、かなみに聞けば解るな」
インターホンを押す。
ややあって、スピーカーから返事。
『……開いてるわよ……』
「じゃあ入るぞ」
ドアを開けると、パジャマ姿のかなみが玄関に立っていた。
『……遅い。死刑よ……』
おかしい。いつもなら――
『遅い!!極刑よ!!死刑!死刑!死刑なんだからぁーー!!』
「ちょ、かなみ!!流石にドリルはまず……ぎゃあーー!!!」
――なはずなのに。
『……アンタ、今物凄く失礼な想像しなかった?』
「ハハ、まさか」
誤魔化すため、笑みは忘れずに。
「で、どうしたんだ?あんな朝から。風邪ごときで」
『……熱出たのよ』
言うかなみの顔は赤い。よく見ると汗もかいてるようだ。
『だから……看病しなさい』
「おばさんは?」
『……お母さん、買い物。お父さん、仕事……。私、一人』
「解ったお前すぐベッド行け」
熱に浮かされ片言になってやがる。
『……』
フラフラと自室に戻るかなみ。
さて、どうしたものか。
「とりあえず、お粥でもつくるか……」
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