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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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ボクっ娘の背中からむぎぅっと抱っこするという法案は、俺も梓も暖かくて誰も悲しまなくてすむのでいいなあ。
「こっ、子供じゃないよ、同級生だよっ!」
「同級生なら胸に膨らみを作ってはどうか」
「……将来に期待だよっ!」
「なるほど、俺が乳を揉みまくり、その結果分泌される女性ホルモンにより乳を巨大化させる目論見か! でも俺は小さい方が好きなので困った」
「み、道端で変なこと叫ぶな、ばかぁ!」
「ぬ、それなら次からは夜にこっそり囁く。主にお前の部屋のクローゼットの中で」
「妖怪クローゼット潜み!?」
なんだその妖怪。
「それはそうと、大分温まりました。ありがとうございました」
礼を言って梓から離れる。
「あ……」
一瞬顔を曇らせたが、次の瞬間梓は偉そうに腰に手をあててふんぞり返った。
「ま、まったくだよ。ボクが相手だからいーけど、これが他の人なら通報されてるよ」
「お前にしかこんなことしねーよ。俺にだって選ぶ権利くらいある」
「う……た、たりゃー!」
突然梓がチョップしてきた。
「た、タカシになんか選ばれたって嬉しくないよーだ! べろべろばー!」
「べろべろばー怖い! 助けて神様!」
「……いや、脅したわけじゃないんだけど」
「……ふぅ。これで今日の夜にべろべろばーの神が降臨し、お前を惨さ……いや、なんでもない」
「殺される!? ていうかべろべろばーが怖いのに、べろべろばーの神様にお願いするってどういうこと!?」
「ぬう。いかん、また冷えてきた」
「ちっとも聞いてない!? ……そ、そんなダメな奴は、こうだっ!」
梓は俺の手を掴むと、そのままもこもこ服のポケットに突っ込んだ。
「……あ、暖かいだろ?」
顔の赤さを誤魔化すためか、ポケットの中で俺の手がきゅっと握られる。
「あ、ああ、その、なんだ、結婚してください」
「なんでプロポーズだよっ!」
残念ながら断られたが、そのまま学校まで手を繋いで登校した。
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