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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「ちなみ」
『何…?』
「お前さ、盲導犬とか…付けて貰わないのか?」
『…盲導犬なら居る。ここに…大きいのが…』
「俺は犬じゃないっての。俺が一緒に居られる時はそれでも良いけど、そうじゃないときは大変だろ?」
『…別に…産まれたときからだから…もう慣れた…』
「それでもやっぱり、盲導犬が居たほうが色々楽だと思うぞ?」
『私は良いの…盲導犬の数ってまだまだ足りてないんだから…もっと必要としてる人が先につけてもらうべき…』
「…そっか」
『…そんなに…心配…?』
「まぁ、正直言うとな」
『そ、それなら…タカシが…ずっと見張ってれば良い…』
「…それって」
『べ、別にタカシと一緒が…良いわけじゃないよ…?…離れてる間のことが心配だってうるさいから…それならずっと傍で…静かにして貰った方が良いと思っただけ…』
「ふふ…」
ぎゅっ
『ひゃっ…な、何してるの…?』
「ちなみをぎゅーってしてる」
『そ、そんなことしろなんて言ってない…それより…さ、さっきの…答え…』
「ん?さっきのって何?わかんないな」
『ぁぅ…い、いじわる…だ、だから…タカシは…一生私の盲導犬に…なるの』
「ん…わかった…俺はちなみの目になるよ…今までもずっとそうだったもんな?」
『違うもん…今まではタカシを盲導犬として飼ってやって…ぁっ…それじゃ言ってること同じ…えっと…』
「ふふっ…ちなは可愛いな」
『うー…こういうときだけ、ちなとか…ずるい…!!』
おしまい
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