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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「……いかん、ムラムラしてきた」
「みーっ!?」
もうこうなったら勢いに任せて色々しちゃおうかと思った瞬間、部屋中の視線が俺たちに集まっていることにようやっと気づいた。
「……あー、いやはや。偶然って怖いですよね」
「偶然じゃねー! ぜってーオマエわざとだろ!」
「別府くん、ちょっと来なさい。みおちゃんも」
「はい」
「なんでオレも!?」
司書さんに連れられ、部屋の奥で大変に叱られた。
やっと解放された頃には、雨はすっかりあがっていた。あれほど騒がしかった図書室も、しんと静まり返っている。
「なんでオレまで叱られなくちゃいけなかったんだよぉ……みゅー」
「ぐっ」
「むー?」
ぐったりした様子で俺を見るみおだったが、こちらとしては悲しそうな鳴き声に反応しないよう、鼻をぎゅーっと押さえるのに忙しい。
「はぁ……まーいーや。いーか、今後オレに近づくんじゃねーぞ?」
「悲しいことを言う娘め……まあいいや、今後は約4万km離れるよ」
そう言いながら、みおにぴたーっと近づく。
「バカみたいな距離言いながらすっげー近づいてるじゃねーか!」
「しまった、偶然言った距離がちょうど地球一周分の距離だったため、逆に近づく羽目に!」
「わざとだろ、ぜってーわざとだろ、このバカ!」
「くんかくんかくんか」
「頭におうなーっ!」
「大丈夫、今日もいい匂いだ。健康体で二重丸!」
「鼻チョップ鼻チョップ鼻ちょーっぷっ!」
「やっ、はっ、ほっ」
「防御すんな、ばかーっ!」
何度も繰り出される鼻チョップを受け流しまくる放課後だった。
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