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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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【ゲリラ豪雨とツンデレ】
授業も終わったのでさて帰ろうと下駄箱で靴を履き替えてたら、突如信じられないほどの勢いで雨が降ってきた。
「うあ……なんだこの雨。すっげーなあ」
まさにいま俺が言おうとした台詞を言われた。この俺様と全く同じ心象風景を持った人物とは何者だと隣を見たら、級友のみおがいた。
口をあんぐりと開け、ぽかーんと空を見上げている様は、あまりおにゃのこらしいとは言えない。とはいえ、それもみおの魅力のひとつなのかもしれないが。
「おす、みお」
「うあ、さらに別府まで追加か。最悪じゃん」
みおは俺の姿を認めると、嫌そうに顔をしかめた。
「いや、俺は別に空から降ったりはしない」
「んな意味で言ってんじゃねー!」
「しかし、これから先何かの弾みでスカイダイビングをするかもしれないので、将来的には空から降るかもしれない」
「そのままパラシュートが開かなけりゃいいのに……」
「その時はどうにかして軌道を曲げ、絶対にみおの家に降るから覚悟しろ」
みおが大変に嫌そうな顔をしたのに満足したのはいいが、そんなことをしたところで雨が止むはずもなく。
「みお、傘は?」
「あるけど、こんなすげーゲリラ豪雨じゃ意味ねーよ」
「えっ、ゲリラが降らしてるの!?」
「ちげー! 突然降ってくる雨をそう言うんだよ!」
「知ってるけど、一応驚いてあげた方が喜ぶかなと思ったんだ」
「喜ばねーよ! ……あーもー、オマエといたら疲れるよ」
「不思議だね。さて、どうするかな」
……んー、少し待ってたら雨の勢いも多少は治まるかもしれないし、どこかで時間を潰すか。
ちらりと隣を見ると、みおも俺と同じ考えを持ったのか、こちらと目が合った。
「みお、一緒に」
「ぜってーヤだ」
「子作りしようよ」
「絶対に嫌だ!!!!!」
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