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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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こいつめ…なら俺もからかってやろうじゃねえか…後で恨むんじゃねぇぞ?ククク…。
「ふぅ…勝美、お前俺をからかってそんなに楽しいか?」
『あ?あぁ、楽しいぜ。兄貴は最高のおもちゃだしな』
「勝美が俺のことをそんな風に思ってたなんてな……お前俺の気持ち考えた事あるのか?」
『は?気持ち?』
「ああ、俺は勝美が好きだった。けどな…勝美がこんな人の気持ちを考えない奴だったなんて……幻滅だ。
もう二度と俺に話し掛けるな」
『は!?え、好き…って…あ、兄貴どうせオレをからかってんだろ?そうはいかねぇぜ』
「俺をお前と一緒にするな。…もう顔も見たくない。さっさと出て行け」
『あ、じょ、冗談はよせって兄貴!ほら、さっきのはほんの遊び心というか…な?
そんな怒る事ないだろ!?大人気ないぞ!?』
「五月蝿い、耳元でぎゃーぎゃー喚くな。鬱陶しい」
『な、なんだよ!なんで今日に限ってそんな怒るんだよ!このくらいいつもの事じゃねぇか!!』
「……そのいつもの事で俺が傷ついている、とは考えなかったのか?お前は」
『そ、そんな…じゃあ、兄貴はオレの事…本気で…?』
あれ?なんか方向性おかしくね?何このシリアスふいんき…耐えられん……。
「ああ、本気で好きだった。それなのにお前はいつもそんな俺の心を踏み躙ってたんだよ」
『あ、兄貴…ごめん!ごめんなさい!オレ…オレ…兄貴がそう想ってたなんて知らなくて!!』
「知るかよ。今更、何言ってんだ。さっきだって大好きなお前が迫って来てくれて嬉しかった。
だけど、お前と俺は兄妹で…自制してたのによ…お前はそんなこと気にせずに身体押し付けてくるし…」
『ご、ごめん……あの…オレ…兄貴を少しからかうだけのつもりで……本当にごめん…っ…!』
「なんだよ、今更謝るのかよ。もういいよ。俺お前の事嫌いになったから気、遣わなくてもさ」
『お、オレも!オレも兄貴のこと…好きだ!…もう遅いかも知れない、けど……
あの、兄貴……許してくれとは言わない…だけど……これからもオレ……
いや、わ、私のお兄ちゃんでいてください…!お願いします…!』
なにこれ?どうなってんの?なんでからかうだけのつもりがこんなことになってんの?
これ引っ込みつくの?俺どうなんの?ていうか、この可愛い生物本当に俺の妹?やべ、本当に惚れそう。
「あ、ああ…まぁ、そこまで言うなら……というか、勝美?お前俺が嫌いだったんじゃ……」
『き、嫌いじゃない…本当は…好き……大好きだったんだよっ!でも、兄妹だから駄目なんだって…思って…。
それで、冗談だけでも兄貴とくっ付きたくて…あんなこと……ほんとにごめん』
「あ、うん、そう…マジかよ…今明かされる驚愕の事実…」
『あ、兄貴?許して…くれる…?』
「え?あっ、ああ…俺も勝美の事好きだからな?お兄ちゃん考え直したから…」
言いながら勝美の頭を撫でる。……やべー、嘘広げ過ぎて風呂敷畳めねー……これからどうすべ…。
『あっ、ありがとう兄貴!大好き!!』
そう言って抱きつき微笑む勝美を見てると、この嘘本当にしないとやべーよな…とか思った。
あ、そういえば勝美まだバスタオルじゃん。またもや色々当たってますぜうへへへへ…
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