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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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とても柔らかくて、とても暖かくて
尊さんはとても優しかった
僕が泣いているのを見つけた尊さんは、何も言わず抱きしめてくれた
僕が泣きやむまでずっと…僕が泣きやんでありがとうって言った後も
なぜか顔を赤くしながら僕を抱きしめてくれていた
どうやら自分ではもう泣きやんだと思っていたけど僕はまだ泣いていたらしい
尊さんはそう教えてくれてより強く抱きしめてくれた
自分では気づかないものなんだと不思議に思いながらその後も
尊さんに抱きしめられ続けた
忘れ物を取りに教室に戻るとあの馬鹿が泣いていた
何故泣いているのかなんてものは一瞬で消え、気づくと抱きしめている自分に気づく
ぎゅうっと体を抱きしめ、背中を撫でてやっていると
呼吸が普通のものになっていき落ち着いてきたようだった
落ち着くのを見ていると自分の現状が飛び込んできた
私はなんとあの馬鹿に抱きついているのだ
顔が赤くなってるのが鏡を見なくとも分かる………でも離れたくない
涙の痕の残る顔を上げ口がありがとうなんて音を紡いできた
もちろん意味は分かっていた、いたが…まだ離れたくなどないのだ
………まだ泣いているぞ
そう言ってより強く抱きしめ顔をうずめた
こんな赤い顔をみせてなどいられるか
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