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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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・何より速さが足りないツンデレ
昼休み、それは弁当を持参しない者達の熱き聖戦の時である。
「…っしゃあああ!一番乗りぃぃ!!売店の人!えーとアレとアレとアレくれ!」
『させるかぁぁぁ!!売店の人!!ボクにアレとアレとアレとアレt(ry』
「横から割り込んでんじゃねぇよ!このクソアマがぁぁ!!胎児からやり直して来い!!」
『へん!タカシこそ前世からやり直してきたほうがいいよ!!心配しなくても
タカシの分のアレはボクが食べといてあげるからさ!!』
「うっせぇ!てめぇはちっこいからあんま食べなくても生きてけんだろ!!
ここは食べ盛りの俺に任せてお前は先に逝け!」
『ちっこいからこそ多く食べなきゃいけないんだろごるぁ!!てかちっこい言ってんじゃねぇ!
むしろ、お前が逝け!』
「ほう…どうやらお前とは今日ここでけちゃっぷ……決着をつけなければならんようだな……」ビキビキ
『望むところだよ…ボクを怒らせた事をあの世で後悔するがいいさ……』ビキビキビキ
「『…とまぁ、それはともかく速くアレくれ』」
「いや…だからアレってなんだよ…?」
知るか。
そうして、幾多の戦場を潜り抜け、やって参りました屋上へ。
「さぁて…アレも食い終わったことだし……そろそろ殺り合うかぃ?ちっこぃの」
『もっきゅもっきゅ……一人でやりあってればいいよ。ボクまだ味わってるから』
「遅いなァ…スロウリィだなぁ……それじゃあ戦場は駆けれないのぜ?」
『一人で駆け抜けてればいいと思うよ。そして二度と帰ってこなくてもいいと思うよもぐもぐ』
「一人戦場に旅立つ男にかける台詞がそれかよ……っていうかお前ほんとに食うの遅いなぁ…」
『よーく味わってるんだよ…タカシみたいな馬鹿じゃないからねー…まぐまぐ』
「なんつーか…そんな頬張ってるとリスみたい。餌付けすんぞ?」
『タカシ菌が伝染りそうだからやめとくよ…もふもふ』
「なにその俺に嬉しくない病原菌。滅しろ。尽く灰になれ」
『タカシ菌はタカシそのものだからそうしてくれた方がボクのためにも……うっ…んー!!』
「あ?なになに?どしたん?…あー、詰まったのね。そう、頑張って?」
『んーんー!』
「あ?自分の飲み物もうないからくれって?ほら、命の恩人に感謝しろよ?リス公」
『んっ…ぷぁー…あー、死ぬかと思った……もう!タカシ!ボクが困ってんのになんですぐ助けないのさ!!』
「えー?横から獲物掻っ攫うようなことされたしなー…。俺が助ける義理なくなーい?」
『ぐっ……へっ、そんな細かいこと言ってるからモテないんだよ……』
「ほぅ…仮にも命の恩人に対する態度とは思えんな……もう一度喉詰まらせて氏ね」
『ふふん、同じ愚を冒さないのがボクなんだよ。さて、残り食べちゃおうかなと』
「あー…こんなことなら助けるんじゃなかったなー…残り全部飲みやがって…まぁ、予備あるからいいけどー」
『ふーん。…はぐはぐ』
「…あ、そういやこれ間接キスかー。よかったな梓。俺菌が伝染りそうだぞ」
『はぐ……ふぐっ!?……むー!むー!!』
「あ?はいはい、同じ愚を冒しちゃったねー。ほら飲めアズ公」
『んぐっ……ぷはーっ…た、タカシが間接キスとか言うから驚いちゃったんだろ!このばか!!』
「あぁ、純情な梓には刺激が強すぎたか。いけないいけない。いや俺もね?まさかそんな反応するとは」
『べ、べっつにー?相手がタカシじゃなかったらそんなに反応しなかったんだけどね。
ほら、やっぱり気持ち悪いからじゃないかな?タカシが』
「はーん…あずにゃんは俺のことを意識している、と。意識しすぎている、と」
『ち、違う!意識とかしてないから!ただ驚いただけだもん!』
「いやいや、照れなくてもいいってばあずあず…俺もお前の事はちゃーんと意識してますよ?」
『うっさいばかっ!!照れてないし違うっつってんだろ!聞けってば!』
「はいはい、相思相愛だからねー。両思いだからねー。心配しなくていいんだよー?」
『違うって言ってるだろ!この馬鹿ぁぁー!!』
隣で吼えるリス状の物体が五月蝿い。
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