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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「おう、さんきゅ」
そう言って手を伸ばす。
だが――
「――ん」
眼前に突き出されたのはスプーンの上で僅かに震えるプリン。
え?は?ん?え?
これは、アレか?俗に言うアレですか?
はい、あ〜ん、とかいうやつですか?
「ん」
どことなくやけっぱちな雰囲気があるのは何でだろうか。
っていうか、さっきよりも顔赤いぞ。おい。
「ん!!」
わかった。わかったから押し付けるな。
食べればいいんだろ?
「いただきます」
パク。
…うん、美味い。
ちょっとヌメリがあるのは何故なのかを極力考えないようにしながら、プリンの味を堪能する。
しかし、あれ、梓さん、プリンはもう喉を無事下ったので、スプーンを引っ込めて下さると嬉しいのですが。
「ふぐふもむう」
離しなさい。
と言ったつもりが言葉にならない。
しかしそれでも伝わったのか、俺は漸くスプーン地獄から解放された。
口から離れる際、梓の時と同様に、スプーンとの間に唾液の橋がかかり、そして静かに消えていった。
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