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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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私が本当のことを話したからだ。
聞いた話によると、彼は最初から事故ではなく私が故意的に行ったことだと気づいていたらしい。
けれど、何故気づいていたのにずっと黙っていたのか私にはまだ教えていない。
そのうち解る時が来るのだろうか・・・?
「教授」
彼がににこやかな声で話しかけてきた。
彼の表情は無論見ることは出来ない。けれど、彼が笑っているのは確かなのだ。
「・・・・何か用?」
「実はお見せしたいものが。ちょっと左手を出してください」
彼の言われるままに私は左手を差し出すと、薬指に何かが付けられた。
何も見えないけど確かに左手の薬指に何かが付けられている。これは・・・指輪?
「僕の気持ちです。教授」
「・・・・まさか・・・これって・・・!?」
「そうです。教授・・・僕と結婚してください」
私は頭の中が真っ白になった。今何が起こったのか全く解らなかった。
「・・・え?・・・ちょっとまって・・・でも・・・」
「僕、あの日透明人間になった時内心嬉しかったんです。この研究が終われば教授と離れ離れ
になってしまうかもしれない。でもこれならずっと一緒にいられるって」
「じゃあ・・・この指輪は?」
「実はそれいつか渡そうと思ってずっと白衣のポケットの中に入れてたんです。その時
光線を浴びたんで指輪も透明になっちゃったんですけど」
私は嬉しかった。正直嬉しくて飛び跳ねてしまいそうだ。
だが申し訳ないという気持ちも溢れた。
私は嫉妬の為に彼をこんな目に合わせた。なのに彼は私を好いているのだ。無論私も彼のことが
好きだ。でも私は罪を犯した分罰を受けなければいけない。
「・・・・残念だけど・・・無理。私には貴方を愛する資格なんて無いから・・・・」
「何故です?」
「私は多くの罪を犯した。だから私は罰を受けなきゃならない・・・・」
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