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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●

222/3:2008/01/24(木) 19:14:15 ID:m/TuqYU2
「んー、一応解毒剤もあることはあるんだが、巨乳の解毒剤なので、貧乳になる薬ですよ?」
 ちなみは自分の胸を見下ろした。これ以上貧乳になる=本当に乳がえぐれることになってしまう。
「……これは胸が大きくなる薬じゃなかったのかにゃ?」
「俺もそう思ってたんだが……」
 薬の注意書きを一度読んでみる。
「あっ! 体質により、ネコミミが生える可能性がありますって書いてある! その場合は乳がでかくならないとも!」
「……なんという孔明の罠にゃ。……こんなミミでは、タカシのような頭の悪い連中にモテモテになり、困ってしまうにゃ」
 窺うようにちなみは俺を見た。
「あー、うん。可愛い可愛い」(なでなで)
「にゃー♪ ……いや、違うにゃ。そんなの頼んでないにゃ」
 一瞬嬉しそうに笑ったちなみだったが、すぐにいつもの無愛想な顔になってしまった。
「分かってるよ。戻る方法だろ? ちょっと調べるから待ってろ」
「……まぁ、それもそうなんだけど、にゃ」
 なんか言ってるちなみを置いて、もう一度薬を調べる。
「んー……と。ネコミミが生えた場合、一日放っておくと戻るらしい。なんだ、つまらん」
「……つまらなくないにゃ。……とにかく、戻るならいいにゃ」
 ちなみはミミを手でこすった。本当の猫っぽくて、とても素敵。
「ところでさ、その生えた耳って感覚あるの?」
「……あるにゃ。……だから、触るの禁止にゃ」
「分かった。えい」
 おもむろにネコミミを掴む。
「にゅあっ! ……さ、触るの禁止って言ったにゃ!」
「おー、すべすべふにふに。本当の猫の耳みたい」
 ちなみのネコミミをいじくる。くにくにしたり、折りたたんだりする。
「にゃう……はぁはぁ、た、タカシ、……触らないで欲しいにゃ」
 気がつけば、ちなみの息は荒くなっていた。
「エロスを感じる」
「うるさい……にゃっ! ……うー、痛いにゃ」
「あ、ごめんごめん」
 慌てて手を離す。強くいじりすぎたのか、ちなみは涙目になっていた。




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