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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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「…ボク、実は女の子だったんだ…。」
俺はすぐに答えることが出来なかった。
ずっと男だと思ってた山田が、女だったなんて。
確かに俺は山田を恋愛感情に近い感情で見ていたかも知れない。
こいつが女だったらどんなに良いだろうって何度も思った。
「…どうして、今まで男のふりをしてたんだ?」
俺が捻り出せた精一杯の問い。
どうして男のふりをしていた、いや、どうして女では居られなかったのか。
「昔…嫌なことが有ったんだ…。」
山田は俯いて答えた。
嫌なこと。それだけで、なんとなく想像出来た。
何か女で居ることが嫌になるような目に遭った、いや、遭わされたんだろう。
「…わかった。それ以上は言わなくて良い。」
うん、と小さく答えて山田は黙ったが、やがてまた口を開いた。
「その、嫌なことのせいで…女の子であることを辞めて男として生きるつもりだったけど…。」
「やっぱり自分の気持ちに嘘は付けないや…。」
山田の目からつー、と頬に涙が伝う。
「ボク…タカシが好き。ひくっ…女の子として…えぐっ…男の子の…タカシが…好きです…。」
堰を切ったように山田の目から涙が溢れる。
拒絶されるかも知れない。もしそうなれば、自分はまた独りになってしまう。それが不安で山田は泣いているのだろう。
ならば、俺がするべきことは一つ。
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