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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●
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山田が好きでたまらない。なのにそれを打ち明けても、結果がだめなのはわかっている。
その葛藤は、涙になって流れ出していた。
『あ…。』
「え、友ちゃん…?」
それを見た山田が友子を心配そうに見つめる。
「ど、どうしたの…?」
『な、なんでもな…』
「なんでもないわけないよ…何か悩み事でもあるの?」
『なんでもないって言ってるでしょ!!ほっといてよ!!』
友子は部室を出ようとしたが、山田がそれを制止する。
「友ちゃん、落ち着いて!!」
『どいてよ!!私のことなんかほっといてって言ってるでしょ!!』
「ほっとけるわけないだろ!!…ボクの好きな人が泣いてるのに!!」
『…ふぇ…?』
気がつくと、友子は山田に抱きしめられていた。
…今山田はなんて言った…?
好きな人が泣いてる…?
好きな人が泣いてるなら…その子のとこに行ってあげないと…。
「違うっ!!ボクが好きなのは、君だ!君なんだよ友ちゃん!!」
友子は信じられずに首を横に振る。
『う、うそ…うそよ…うそようそよ…』
「嘘なもんか…ずっと…ずっと好きだったんだ!!」
『うそ…よ…やまだがわたしを好きになるはず…うっ…ふ、ふええぇぇーん!!』
「わ、と、友ちゃん…!?」
山田は友子が落ち着くまで、ずっと彼女の背中をぽんぽんと叩いていた。
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