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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 2●

163/4:2008/01/22(火) 22:18:40 ID:rOMauy8I
「おっまかせだよう☆ えっと、白菜とー、ネギとー、お豆腐とー、夕美の愛情たっぷり入れるよ♪」
 俺の取り皿に並々と具材を入れ、最後に夕美は愛情という名の念を込めた。
「うぉぉぉぉ……入れ、夕美の愛情、たっぷり入れ……」
 夕美の愛情は怖い感じなのでちょっと食べたくない。
「はい、お兄ちゃん。夕美の愛情たっっっっっっぷりだから、すっごくすっごく美味しいよ!」
「お腹下しそうですね」
「その時はまた愛情入れなおすから、いつでも言ってね♪」
 苦笑いで応えて豆腐を食ってると、かなみが俺をじーっと見て……いや、睨んでることに気づいた。
「と、豆腐食べたかった? まだあるぞ?」
「違うわよっ! なんだって夕美ちゃんみたいないい子がこんな奴を好きになるかなーって思っただけよ」
「調教したから」
 ちょっとした冗談でマウントポジションになり人をがつんがつん殴るかなみをどう思うか。
「わわわっ、お兄ちゃんがまたしても血まみれにっ! 今日二度目の光景だよ!」
 冷静に説明してる暇があったら助けて。
「あーあ、包帯が血まみれになっちゃったよ。取り替えなきゃ」
 夕美が血まみれの包帯を抱えてどっかに行くのを他人事のように見てから、かなみを睨む。
「本当か冗談か判断してから殴ってはくれまいか。血が足りなくてクラクラする」
「う、うっさいわねー。アンタが冗談言わなけりゃ済む話でしょうが。……ほら、お肉でも食べて精つけなさいよ」
 少しは申し訳ないと思ったのか、かなみは俺に肉を取り分けてくれた。
「今は肉より止血が先かと思いますが」
「自力で止めなさい」
 相も変わらず無茶を言う。だがしかし、やってやれないことはない。気合を入れて止血を試みる。
「ふんぬっ」




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